日野市のJR豊田車両センター西側で建設中の日野3・4・24号旭が丘南北線の建設状況を見てきました。
日野3・4・24号旭が丘南北線のうち、日野市旭が丘、東平山、西平山においてJR中央線を横断する道路の建設が行われています。
施行者は日野市で、2015年12月3日に事業認可を得て事業を行っています。延長は約440mで、JR中央線とは高架により立体交差する計画です。
道路の北側は台地にそのまま接続しており、北側から来るとフラットな形で橋梁になります。
事業地南側は日野市施行の西平山土地区画整理事業が行われており、それによって用地が確保されています。
2020年2月の財政非常事態宣言を受け、2020年度以降の主要工事休止が発表されています。
施行者 | 日野市 |
延長 | 約440m |
幅員 | 16~29m |
事業施行期間 | 2015年12月3日~2023年3月31日 |
2023年3月31日現在 |
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計画区域の南端から北を見ています。
この付近では日野3・3・2号東京八王子線、つまり日野バイパス(延伸)と交わる計画です。日野バイパスはこの付近から東側がⅠ期となり、西側がⅡ期となっています。Ⅱ期については2017年度(平成29年度)より事業が進められています。
日野バイパス(延伸)・Ⅱ期
この付近は日野市が施行する「西平山土地区画整理事業」が1992年(平成4年)より行われており、これによって旭が丘南北線や日野バイパスの用地の確保と、全体の面的整備が進められています。
日野バイパスについては事業者は国ですが、国による本整備が行われるまでは区画整理で暫定整備を行うそうです。
旭が丘南北線は途中でJR中央線を高架で越えることになります。この付近から高架になっていくと思われます。
JR中央線より南側の道路幅員は29mで、高架部分とその側道が整備されるようになります。
JR中央線付近より南側を見ています。
現在は既に高架の工事が始まっています。現在行われている工事は「道路整備工事(その1)」で、橋脚4基を設置している状態です。
左側に見えている細い道路は道路開通後に撤去予定で、中央線の平山第3踏切も撤去が計画されています。その代替手段として、旭が丘南北線にエレベータの設置が計画されています。
平山第3踏切は自転車と歩行者用の踏切で、自動車は通行できません。この歩行者通路からはJR豊田車両センターの電車がよく見え、この日は新型車両E353系が止まっていました。
なお、この付近では西豊田駅の建設を要望する動きがあったり立て看板があったりしますが、現在のところ具体化はしていないようです。ただ、市HPによると協議は続けるとしています。
JR中央線を越えると日野台地の崖が現れます。JR中央線を越えた高架橋はそのまま台地の上に接続する形となる計画です。
そして、日野台地の上で現在開通済みの区間に接続して終了します。ここは丁字路となる計画のようです。
撮影日:2017年8月29日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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