稲城市で事業が行われている多摩3・4・12号読売ランド線は工事が進んでいます。
このうち、東京都施行区間では工事が始まったほか、9月に開通すると市議会で答弁のあった土地区画整理組合施行区間でも急ピッチで整備が進んでいます。
9月6日追記
南山東部土地区画整理事業区域内について、9月27日月曜日6時に交通の切替えが行われます。
令和3年9月27日(月) 午前 6:00に読売ランド線が切替ります。 -スカイテラス南山
事業概要
多摩3・4・12号読売ランド線は稲城市で事業中の都市計画道路です。
京王相模原線交点付近~「グランドパーク京王よみうりランド」付近までは東京都が、それ以南は南山東部土地区画整理組合が施行しています。
東京都施行区間についても、稲城市に施行を委託しています。
基本データ
東京都施行区間の概要 | |
施行者 | 東京都(稲城市に委託) |
延長 | 550m |
幅員 | 16~18m |
事業期間 | 2016年2月26日~2026年3月31日 |
2021年3月16日現在 |
事業者サイト
南山東部土地区画整理組合施行区間の概要 | |
南山東部土地区画整理事業のページをご覧ください。 |
最近の発注状況
工事 | ||
---|---|---|
発注年度 | 工事名称 | 受注者 |
2021年度 | 多3・4・12号読売ランド線道路改良等工事(その1) | 南進開発株式会社 |
2021年度 | 多3・4・12号読売ランド線汚水管整備工事 | 南進開発株式会社 |
2022年度 | 多3・4・12号読売ランド線汚水管整備工事その2 | 南進開発株式会社 |
2022年度 | 多3・4・12号読売ランド線道路改良等工事(その2) | 南進開発株式会社 |
2023年度 | 多3・4・12号読売ランド線汚水管整備工事その3 | 南進開発株式会社 |
2023年度 | 多3・4・12号読売ランド線道路改良等工事(その4) | 南進開発株式会社 |
2024年度 | 多3・4・12号読売ランド線道路改良等工事(その5) | 南進開発株式会社 |
2024年度 | 多3・4・12号読売ランド線道路改良等工事(その6) | 南進開発株式会社 |
委託 | ||
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発注年度 | 委託名称 | 受注者 |
※これ以前はすべてを情報収集していません | ||
2020年度 | 多3・4・12号読売ランド線下水道(汚水)詳細設計委託 | 地水開発株式会社 |
2020年度 | 多3・4・12号読売ランド線道路擁壁詳細修正設計等委託 | 株式会社スタッド |
2021年度 | 多3・4・12号読売ランド線道路擁壁設計委託 | 株式会社スタッド |
最近のトピック
2021年9月6日追記
南山東部土地区画整理事業区域内について、9月27日月曜日6時に交通の切替えが行われました。
令和3年9月27日(月) 午前 6:00に読売ランド線が切替ります。 -スカイテラス南山
2024年1月9日追記
南山東部土地区画整理事業区域内について、2024年1月29日月曜日6時に交通の切替えが行われました。
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
撮影位置はこの通りです。
東京都施行区間
写真⑥までの区間は東京都が施行する区間です。事業の施行は稲城市に委託されています。
ここから南側が事業区間です。
この付近は事業開始からあまり変化がありません。
この付近も変化がありません。右側に拡幅するはずです。
写真③の付近では、新たに工事が始まっていました。おそらく、東京都施行区間で初の工事です。
工事件名は「多3・4・12号読売ランド線道路改良等工事(その1)」で、2021年11月初旬までの予定で、地元企業の南進開発株式会社が施工しています。
工事内容は道路土工、地盤改良工、舗装工、土留め工とのことですが、どの程度まで工事するのかよくわかりません。
現場の様子を見ている限りだと、現在の道路よりもやや高い位置に道路ができるように見えます。
この付近では工事は始まっていません。
この先の写真⑥付近から土地区画整理組合施行区間となり、現道から離れてトンネルに入る計画となっています。この付近では、トンネルに入るための線形改良工事が行われていました。
よみうりランド坂下バス停のバスベイも整備されるようです。
この付近は土地区画整理事業の区域の外側ですが、工事は土地区画整理組合が発注して行っているようです。
工事の施工者は大成建設株式会社です。大成建設は土地区画整理事業の造成工事などの全般に関わる工事を施工しています。
工事期間は手書きで8月31日までと書かれていました。
トンネルの手前には情報板も設置済みでした。
トンネル出入口部分の街築も進んでいました。近いうちにさらに道路らしくなることでしょう。
土地区画整理組合施行区間
トンネルから出てきた部分です。
既に車道の舗装は表層まで完了。歩道の舗装も完了。ガードパイプや横断抑止柵も設置完了。道路照明も設置完了。と言ったところでした。残すは区画線と植栽とかくらいでしょうか。
この部分も都道として管理されることから、横断抑止柵は都型のいちょうのものが採用されています。
道路とは関係がありませんが、写真右側の調整池もおおむね整備が完了したようでした。転落防止柵などの取付が残っている感じですかね。
植栽と区画線の設置がまだという様子です。
区画線については、写真奥の方の黄色い車が区画線の作業車両で、車道中央にいる人が区画線の位置の確認をしていました。勝手な予想ですが、順調にいけば今月中にも引き終わるんじゃないですかね。
写真右側のように、F型標識(案内標識)も設置されていました。現段階でヤオコー稲城南山方面へ通り抜けができないことから、「←調布 京王よみうりランド駅」という単純な表示になっているようでした。
盛土をする関係から、この付近は暫定整備となり、現道のヘアピンカーブ部分に接続します。
暫定部分の舗装も完了し、写真のように区画線の設置工事が行われていました。
手前側の盛土予定地の様子に大きな変化はありません。
稲城市議会第2回定例会で、9月開通との答弁があったところですが、現在のところ詳細な日時などは公表されていないはずです。現道を通れなくなるのも残りわずかです。
撮影日:2021年8月25日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
いつも楽しく拝見させて頂いています。
既存道路(今後盛土予定)が廃止になるということは、細山〜京王よみうりランド間が実質遠回りになるということですね。
よみうりV通りを経由した方が、早くなるような気もします。
この付近は都県境の為、従来の地図も当然の様に境目。カーブの激しい坂道で車で通っている時も周囲を観察する余裕もなく。
府中の白糸台に住んでいた頃、稲城大橋が無料化されて以降。よみうりランド駅近くのサンワや丘の湯には便利で良くいっていたのですが。
なんか工事しているなという認識でした。
丘陵地帯の道路は高低差がある為、工事費用が係るから後回しにされていたんでしょうね。
いつも楽しみに拝見しております。
ありがた山からの撮影は貴重なものです。工事の全貌がよくわかりますね。
完成してしまえば便利になるのでしょうが、現在は稲城駅側から南山を経由して京王読売ランド駅まで歩いていけないのが残念です。
南山散歩ができる日が早く来ることを期待しています。
南山ヤオコー付近から通り抜けられるようになるまでは、あと数年かかる計画ですが、できると稲城市内の交通環境も大きく変化しそうですね。
今朝にはセンターラインが引かれていましたので、9月開通は予定通りですかね
私も土曜日の午前中に区画線が引いてあるのを確認しました。
そろそろ開通の情報が出ても良さそうなので、都の報道発表、市のサイトと広報、区画整理組合のサイトを毎日巡回しているのですが、いまのところ情報が出てきません。
9月の市議会で、ここの土地区画整理事業について質問通告している議員がいるので、ここでまた何か答弁や発言があるかもしれません。
このコメントは、本記事と関係のないコメントであるため、https://urban-development.jp/road/nishitokyo3491-202108/#comment-859に移設しました。
いよいよ交通切り替えが近づいていますね
小田急バスのサイトでも9/27より読01系統(矢野口駅・京王よみうりランド駅-小田急よみうりランド駅・寺尾台団地)とiバスのD・Eコースについて経路変更が行われるとのことです
「ご利用区間によっては従来より時間がかかります」とアナウンスされ、時刻も若干変更される模様です
そのあたりについては開通後の記事で書ければと思っています。