2020年9月3日に、多摩市聖蹟桜ヶ丘北地区土地区画整理事業の換地処分公告がされたので、現地に行ってみると道路が開放されていました。
この地区は土地区画整理事業を行っているのは知っていたものの、特に定期的に見ていた場所ではなかったのですが、とりあえず報告として記事にしました。
土地区画整理事業の施行区域は赤線で示した箇所です。京王線聖蹟桜ヶ丘駅北側で、多摩川沿いの土地になります。
土地区画整理事業の施行者は株式会社東栄住宅(個人施行)で、2017年3月8日に施行が認可され、2回の事業施行期間の延長の末、現在の施行期間は2021年3月31日までとなっています。2020年9月3日には換地処分の公告が行われました。
事業名 | 多摩市聖蹟桜ヶ丘北地区土地区画整理事業 |
施行者 | 個人 |
施行面積 | 約2.6ha |
事業施行期間 | 2017年3月8日~2021年3月31日 |
2020年11月18日現在 |
区域内には東京建物が「ブリリアタワー聖蹟桜ヶ丘 ブルーミングレジデンス」というタワーマンションを建設中で、全520邸、33階建てで、多摩センターにあるベネッセコーポレーション東京ビルをわずかに抜いて多摩市で最も高い建物となるようです。
この周辺は土地区画整理事業が行われる前は駐車場などがあった場所です。
11月3日に見に行ったところ、ブリリア予定地北側道路を除いて開放されていました。いつ頃開放されたのか詳しいことはわかりませんが、SNS等の書き込みを見る感じ10月頃のようです。
全体的に盛土がされていて、右側の多摩川堤防も拡幅され、国の高規格堤防(スーパー堤防)並みに整備されています。※ご存じの通りこの付近は事業仕分けによってスーパー堤防の事業区域には含まれていません。
高規格堤防は氾濫しないわけではありません。洪水浸水想定はされています。
撮影位置は異なりますが、2019年頃はこのように盛土の段階でした。
道路は無電柱化もされていて、歩道はインターロッキングブロック舗装によって明るい印象となっています。
せいせき公園は約1,500m2から約2,500m2まで拡張されています。
道路はほぼ完成しているようですが、まだ開放されていません。
右側の重機が並んでいる箇所がブリリアの建設地です。
「#日本のタワーはやさしい。」というマンションポエムができています。やさしい・・・?
これらのまちづくりに合わせ、隣接した多摩川で「聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり計画」が登録されていて、多摩川堤防敷や堤外地も含めたまちづくりが行われるようです。
撮影日:2020年11月3日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
先日建った、あいおいニッセイ同和損保ビルと違い520世帯の住宅なんて、一世帯2人子供がいたらこのマンションだけで1000人児童が誕生して、多摩第一小学校や続いて多摩中学校に入学する子供が増えて、校舎増築等の費用が発生して費用を賄う為に、市民税が増える事が考えられる。
役所の担当者が業者から幾ら貰って許可したか分からんが、市民にとって増税という恐ろしい事態になると思う。
市役所に問い合わせたが、高齢者向けだからとか言ってたが、79歳完済の35年住宅ローン組める人が高齢者のはずもなく子供を持つ30〜40代の夫婦が購入するのが多いと思う。
因みに、八王子市堀之内地区で積水ハウスと大和ハウスで680戸の分譲は二つの小学校に分けて尚且つ、八王子市から早期に販売すると児童が入り切らず学校がパンクするから数年に分けて分譲する様指導してます。
コメントありがとうございます。
仰るような心配は当然あるものと考えています。
多摩市ではかつて多摩ニュータウン開発の際に似たような問題になり、一時開発がストップしたこともありました。
多摩市議会録を確認したところ、2017年の時点でですが、
「仮に500戸程度ということであれば、過去に市内で建った大型マンションのデータからして、キャパシティの中に入ると考えております。」
「現在、多摩第一小学校というのが1学年4クラスで24クラスの構成になっておりますが、大栗川と乞田川のところに大型マンションができたとき、1回学区を編成して結構ぎりぎりになったのですが、そのピークももう過ぎて、これから聖蹟桜ヶ丘地区で大型マンションが開発されたとしても、実際的に建ち終わって人が入居するのは今から5年か6年先で、そのピークは重ならないため、そのようなことにはならないと、今のところは考えております。」
といった答弁が見られます。
2020年度の段階で、多摩第一小学校の学級数は20と減っています。
ここでは個人的な見解は控えます。