横浜市青葉区で事業が行われている横浜国際港都建設計画道路3・3・26号川崎町田線（恩田地区）の進捗状況を見てきました。
全線で工事が進められていて、このうち奈良川を横断する部分では橋梁架設がおおむね完了していました。このほかでも道路排水設備等の整備が進められていて、東側では道路標識が立ちました。
2025年度横浜市道路局予算概要によると、2025年度中の開通を目指しているとのことです。
事業概要
横浜3・3・26号川崎町田線のうち、上記で示した恩田地区では道路の新設・拡幅事業が行われています。
1996年度から事業が行われているもので、施行者は横浜市、都市計画法以外の手法で事業が行われています。延長は約1,150m、幅員18～25mで、2019年度末の事業進捗率は約71%、用地取得率は68%です。
| 施行者 | 横浜市 |
| 延長 | 約1,150m |
| 幅員 | 18~25m |
| 事業施行期間 | 1996年～ |
| 2020年10月5日現在 | |
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写真等
現在行われている工事
現在行われている工事とその箇所は、記事冒頭図のとおりです。
奈良川を横断する部分では、橋の上部工事が行われています。
工事件名は「令和5年度県道川崎町田（恩田地区）道路整備工事（橋梁上部工）」で、2025年3月31日までの予定で、日本高圧コンクリート株式会社が施工しています。
工事状況は後述しますが、おおむね完了していると見られます。なお、前回2024年10月訪問時に施工中だった下部工は、当然ながら完了しています。
奈良川以西では、道路築造工事が行われています。
工事件名は「県道川崎町田（恩田地区）道路改良工事（その８）」で、2025年3月31日までの予定で、小雀建設株式会社が施工しています。
なお、自治会の看板に近隣向けのビラが掲示してあり、そこには2025年12月までと記載されていました。
このほか、「県道川崎町田（恩田地区）道路改良工事（その9）」は、2025年3月28日までの予定で、日工・ヤマヤ建設共同企業体が施工しています。
東急こどもの国線東側部分・田奈小学校入口交差点付近の道路築造、全線での舗装、全線での区画線設置工事などを行うもので、この工事でほぼ完成形となると見られます。
このほか、堀の内交差点付近で、下水道の布設替え工事が行われています。
状況
撮影位置はこの通りです。（周辺のGoogleマップ）
事業区間東側の田奈小学校入口付近でも既に工事が進められています。
既に整備済みだったJA横浜田奈支店前に合わせるように、巻込み部分が後退しています。
昔は右折レーンがなくてよく渋滞していた記憶があるのですが、ずいぶんと広がりました。
新設道路は、こどもの国通り（県道139号）から分岐する形で整備される計画で、既に案内標識が設置済みでした。新設道路側は「町田」と書かれた部分がマスキングされています。
分岐部分は、
鶴川駅方面車線は左折レーンと直進レーンが、
新設道路は左折レーンと右折レーンが、
それぞれ設置される計画です。
田奈駅方面車線は拡幅されていないので1レーンのみです。鶴川駅方面から来てここで右折して町田方面に行きたい車は少ないと思うので渋滞とかは大丈夫ですかね。
奈良川以東の区間は2020年度に道路築造がなされました。現在は基層までの舗装がされています。
工事の進捗にあわせて周辺道路の切回しが行われており、一部区間はう回路として通行できます。
今回の工事で、こちら側にも案内標識が新設されていました。
奈良川を横断する部分には橋梁が新設されました。
2024年10月訪問時には橋台（下部工）の工事が進められているところでしたが、工事が一気に進み、下部工は完了しています。
上部工の工事についても、工期内ではあり看板も出ていましたが、おおむね完了していると見られます。
上部工の橋梁付属物、舗装なども完了しています。橋はBバリで囲われていて供用はされていません。
橋梁の親柱には「恩田橋」と書かれた銘板が設置されていました。
名称ダブりしてそうな名前だなと思ったのですが、意外にもダブりはなさそうです。
奈良川以西は田畑だった部分ですが、道路両端の排水施設を先行して、道路整備が進められています。
東急こどもの国線交差部分でも同様に整備が進められていました。
こちらも同様に整備が進められています。
すごく大きな可変側溝が準備されていました。
あかね台入口交差点も拡幅される計画で、側溝の整備が進められていました。
この道路では電線共同溝の整備工事は発注されていません。近隣の自治体が幹線道路では電線共同溝を整備し無電柱化することが普通となっているなか、横浜市は無電柱化をあまり行っておらず、我が道を行くような姿勢を取っています。
というか、現時点で道路照明関係の工事も発注されていないと思われ、市街化調整区域で沿道に施設も皆無であることから、電気を引くのかどうかもよくわかりません。
堀の内交差点は変則的な4差路に変わる予定で、青葉台側も拡幅整備が進められていました。
撮影日：2025年3月8日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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