世田谷区で事業が行われている世田谷区画街路第10号線(下北沢駅前交通広場)と補助第54号線の進捗状況を見てきました。
このうち下北沢駅前交通広場については、2025年3月末の完成を予定していることが、世田谷区の各種資料に掲載されています。ただし、広場へアクセスするための道路の整備が未了であることから、暫定利用という形になるようです。

事業概要

補助第54号線は渋谷区富ヶ谷二丁目から世田谷区上祖師谷五丁目に至る延長約8,950mの都市計画道路です。このうち、上記で示した区間では、下北沢1期として事業を行っています。
世田谷区画街路第10号線(世区街10)は世田谷区北沢二丁目地内の延長約64mの都市計画道路です。この全線で事業を行っています。
施行者はいずれも世田谷区で、事業認可は2006年10月18日です。なお、各路線の事業施行延長や幅員は下記表を参照のこと。

| 補助第54号線(下北沢1期) | 世田谷区画街路第10号線 | |
| 施行者 | 世田谷区 | |
| 延長 | 約265m | 約64m |
| 幅員 | 20~26m | 25m |
| 交通広場 | なし | 約5,400m² |
| 事業施行期間 | 2006年10月18日~2029年3月31日 | |
| 2022年1月21日時点 | ||
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写真等

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ)
下北沢駅前広場
2025年12月30日時点で、下北沢駅前広場では下記の工事が行われていました。(年末年始休工中)

下北沢駅は、2013年3月の小田急小田原線地下化以降、駅周辺整備が続けられてきました。
かつてホームや軌道があった部分には交通広場となり、先行して歩道等の整備が行われてきましたが、2025年度は車道部の工事も進められてきました。

交通広場は、バスやタクシーも乗り入れられる構造となりましたが、後述の通りアクセスするための街路の整備が進んでいないことから、歩道と車道の間にはフェンスが取り付けられています。
広場自体は2026年3月末に完成する予定としていますが、駅前広場までの車両導入路として使用できるまでの期間において、駅前広場を暫定的に賑わいある様々なイベントなどの利用に活用するため、「下北沢駅駅前広場における暫定利用ルール検討等支援業務委託」が公募型プロポーザル方式で発注され、株式会社石塚計画デザイン事務所が選定されています。
インターネットで調べた限り暫定利用ルールについてはまだ公表されていないようですが、今後完成までには情報が出てくるのかなと思います。

広場の工事自体は、既に半たわみ性舗装部分以外の車道舗装まで完了しています。
広場の中央には、小田急線の換気塔があり、換気塔まわりの装飾柵もせっちされました。
数回の意見交換会などを経て、デザインを決定したようで、ライトアップもできるようです。

駅前交通広場から補助第54号線に至るアクセス道路部も整備が進んでいます。こちらも年度末までに整備が進むようですが、暫定開放となるようです。
補助第54号線

補助第54号線については、引き続き用地の取得が進められています。
世田谷区議会録によると、2024年度末の用地取得率は約7割とのことです。茶沢通り~広場導入路までの区間の用地取得に全力で取り組むような答弁がされています。
前回訪問(昨年)と比較すると、ここから見える範囲で建物が1軒ほど減っています。

昨年解体中だった建物が無くなるなどの変化がありますが、依然として未取得の土地が多い状況です。

広場アクセス道路より北側の区間も未取得の土地が目立つ状況です。

この付近は少しずつ空き地が増えています。

かつてハードオフがあったところまでが事業区間です。
ところで、補助第54号線のうち、三角橋交差点までの第Ⅱ期区間、環七通りまでの第Ⅲ期区間については、第四次事業化計画に引き続き、2025年12月に公表された『東京における都市計画道路の整備方針(案)(第五次事業化計画)』においても、優先整備路線として選定されませんでした。
道路予定地ではないですが、2025年1月に閉店したピーコックが入居していた下北沢駅前共同ビルや、東洋興業ビル、みずほ銀行北沢支店などは、建替えのため解体中です。この一帯もだいぶ景色が変わりそうです。
撮影日:2025年12月30日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。





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