世田谷区で事業が行われている補助第54号線(下北沢1期)・世田谷区画街路第10号線の進捗状況を見てきました。
事業概要
補助第54号線は渋谷区富ヶ谷二丁目から世田谷区上祖師谷五丁目に至る延長約8,950mの都市計画道路です。このうち、上記で示した区間では、下北沢1期として事業を行っています。
世田谷区画街路第10号線(世区街10)は世田谷区北沢二丁目地内の延長約64mの都市計画道路です。この全線で事業を行っています。
施行者はいずれも世田谷区で、事業認可は2006年10月18日です。なお、各路線の事業施行延長や幅員は下記表を参照のこと。
補助第54号線(下北沢1期) | 世田谷区画街路第10号線 | |
施行者 | 世田谷区 | |
延長 | 約265m | 約64m |
幅員 | 20~26m | 25m |
交通広場 | なし | 約5,400m² |
事業施行期間 | 2006年10月18日~2029年3月31日 | |
2022年1月21日時点 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
撮影位置はこの通りです。
補助第54号線(下北沢1期)
ここから先が事業区間となります。
取得済みの用地の一部は「北沢タウンホール施設利用者用臨時自転車駐輪場」として開放されていました。
この付近を横切ります。
道路計画地は建築制限があることもあり、計画地の外側と建物に違いが見られます。
2006年の事業開始ですが、かなりゆっくりとしたペースで進んでいます。事業にあたっては訴訟も起こされています。
ちょうどこの真下に小田急小田原線が通っています。
この右側に道路が通る計画です。
下北沢駅北側では歯抜けに取得された土地が見られました。
下北沢といえば、古着、演劇、サブカルなどの町というイメージがありますが、この道路ができるとまちの雰囲気がかなり変わりそうです。
ただ、北沢地区は木造住宅も比較的多く、消防車両が入りにくい狭い道も多いことなどから、「地震に関する地域危険度測定調査(第8回)」における総合危険度は5段階中3~4と比較的高くなっており、この道路ができることで防災性の向上も期待できます。
「CIRCUS 下北沢店」も道路用地になります。
左側には横浜銀行下北沢支店があります。
建物建て替えのため一時仮店舗に移転していましたが、2020年9月7日に現在の位置に戻り営業を再開しています。
ビルには吉野家やコメダ珈琲店などもオープンしています。
横浜銀行の建物は道路用地を切り取った形で建て替えられているのがよくわかります。
事業区間はここまでとなります。特に広い道路とは接続していません。
道路計画地が丸いこぶのようになっているのは、補助第54号線が小田急線を跨線橋で越える際の跨線橋と副道の合流部の名残のようで、小田急線が地下化・補助第54号線が地表式に都市計画変更された後もそのまま残されているようです。
駅前の利便性の高い土地でもあり、今後も事業はゆっくりとしたペースで進んで行くんじゃないかなと思います。
世田谷区画街路第10号線
この真下に小田急線が通っています。
地下化前と地下化後も数回来ていますが、随分と雰囲気が変わってしまいました。小田急線が地上時代はもっと騒がしいまちだったような気がするのは気のせいでしょうか。
この部分には交通広場が計画されています。
一部が歩行者通路として暫定開放されています。
立ち入りはできませんでしたが、舗装された土地が広がっていました。
この先で補助第54号線と交差する計画です。
この先に行った東北沢駅方面は歩行者専用通路が整備されています。
撮影日:2020年11月4日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
いつも楽しく見ています
下北沢は、どうも方角と言うか位置関係が分かりづらくって
行くといつも迷います
事業によって分かりやすくなるといいのですが
ところで私は更新の通知をオフにしました
なんとなく「更新されているかな?」って感じで訪れるのが
ワクワク感があって楽しみになるので・・
これからも期待していますー
ありがとうございます。
小田急が地下化してから余計に位置関係が分かりにくくなっているかもしれないですね。
(個人的には下北沢にはほぼ縁がなく、むしろ流行を取り入れようとしている若者が多くて場違い感をものすごく感じる街です・・・)
更新の通知ですが、ブログを移転する際に廃止しようかと思っていました。ちょっと更新を知らせるのは押しつけがましいかなと思ったりしたためです。
これからも更新続けますので見ていただければ幸いです。