横浜市瀬谷区で事業が行われている二ツ橋北部三ツ境下草柳線等沿道地区第1期地区土地区画整理事業と、横浜国際港都建設計画道路3・5・6号瀬谷地内線(二ツ橋中部地区)の進捗状況を見て来ました。
土地区画整理事業地内の「三ツ境下草柳線」と「瀬谷地内線」は2026年度の開通を、相鉄をくぐる「瀬谷地内線(二ツ橋中部地区)」は2027年に開催される国際園芸博覧会時に暫定通行が可能な状態とするよう、工事が進められています。

事業概要
横浜国際港都建設事業二ツ橋北部三ツ境下草柳線等沿道地区第1期地区土地区画整理事業は、横浜市瀬谷区で行われている土地区画整理事業です。
施行者は横浜市で、施行面積は約4.1haです。
| 名称 | 横浜国際港都建設事業二ツ橋北部三ツ境下草柳線等沿道地区第1期地区土地区画整理事業 |
| 施行者 | 横浜市 |
| 施行地区 | 瀬谷区二ツ橋町及び東野の一部 |
| 施行面積 | 約4.1ha |
| 施行期間 | 2015年度~2031年度(清算期間5年間を含む) |
| 減歩率 | 約9.9% |
| 2026年1月13日時点(2024年10月の第6回事業計画変更時点) | |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
横浜国際港都建設計画道路3・5・6号瀬谷地内線は横浜市瀬谷区瀬谷一丁目から横浜市瀬谷区東のに至る延長1,050mの都市計画道路です。このうち、中原街道から北側の区間で道路を整備する計画です。
施行者は。事業延長は約340m、幅員は15~22mで2車線となる計画です。相鉄本線とはアンダーパスで立体交差する計画です。
| 施行者 | 横浜市 |
| 延長 | 約340m |
| 幅員 | 15~22m |
| 車線数 | 2 |
| 2026年1月3日時点 | |
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工事状況

現地の状況と、横浜市のウェブサイトの状況から、現地の工事状況はこの通りです。看板が掲出されていたもののみです。
土地区画整理事業関連工事
| 工事内容 | |
|---|---|
| 工事件名 | 二ツ橋北部第1期地区土地区画整理事業基盤整備工事(その14) |
| 施工者 | 株式会社水村建設 |
| 工事期間 | 2026年3月17日まで |
| 工事概要 | 道路土工一式、排水構造物工一式、安全施設工一式、防火水槽設置工一式、信号機移設工一式、舗装工一式 ほか |
二ツ橋北部三ツ境下草柳線等沿道地区第1期地区土地区画整理事業の区域では上記の工事が行われていました。
「その11」工事は、区域北側、瀬谷地内線沿道の造成工事を行うもののようです。
「その14」工事は、瀬谷地内線と三ツ境下草柳線の交差点改良や舗装工事を行うもののようです。
「その15」工事は、道路照明を設置するもののようです。
※その12は施工済みその13は不調。
瀬谷地内線(二ツ橋中部地区)
| 委託工事内容 | |
|---|---|
| 委託工事件名 | 都市計画道路瀬谷地内線(相模鉄道線交差部分)整備工事 |
| 委託受託者 | 相模鉄道株式会社 |
| 工事請負者 | 鉄建建設株式会社 |
| 委託契約期間 | 2030年3月29日 (現在の工事は2028年3月31日まで) |
| 委託工事概要 | (1) 仮設工 一式 (2) 地盤改良工 一式 (3) 函工 延長15.4m 幅16.4m |
| 工事内容 | |
|---|---|
| 工事件名 | 都市計画道路瀬谷地内線(二ツ橋中部地区)街路整備工事(その3) |
| 施工者 | 株式会社岡田建設 |
| 工事期間 | 2028年9月29日まで |
| 工事概要 | 地盤改良工(深層混合処理工法(機械撹拌工法)、Φ1,800mm、改良深度-15.19m、93本)、地盤改良工(中層混合処理工法、263m3)、擁壁工一式、排水構造物工一式、縁石工一式、防護柵工一式、舗装工一式 ほか |
| 工事内容 | |
|---|---|
| 工事件名 | 都市計画道路瀬谷地内線(二ツ橋中部地区)街路整備工事(その4) |
| 施工者 | 新栄重機土木株式会社 |
| 工事期間 | 2028年9月29日まで |
| 工事概要 | 地盤改良工(深層混合処理工法(機械撹拌工法)、Φ1,800mm、改良深度-13.39m、91本)、地盤改良工(中層混合処理工法、223m3)、擁壁工一式、排水構造物工一式、縁石工一式、防護柵工一式、舗装工一式 ほか |
| 工事内容 | |
|---|---|
| 工事件名 | 都市計画道路瀬谷地内線(二ツ橋中部地区)街路整備工事(その5) |
| 施工者 | 土志田建設株式会社 |
| 工事期間 | 2027年2月26日 |
| 工事概要 | 排水構造物工一式、舗装工一式、縁石工一式、区画線工一式、擁壁工一式、電線共同溝一式、交通安全施設工一式、塩ビ管布設工一式 ほか |
相鉄線直下部分は、鉄道運行上の保安や維持管理、緊急時対応等の体制を備える必要があるため、工事を相模鉄道株式会社に委託して施工されています。相模鉄道株式会社は、鉄建建設株式会社に工事を発注しています。
「その3」工事は、現場の状況などから、相鉄線北側のアンダーパス斜路部の擁壁を築造する工事と見られます。
「その4」工事は、現場の状況などから、相鉄線南側のアンダーパス斜路部の擁壁を築造する工事と見られます。
「その5」工事は、相鉄線南側の道路築造を行う工事と見られますが、詳しい範囲は不明です。
写真

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ)
土地区画整理事業地区内

相鉄線の北側では、土地区画整理事業にて都市計画道路も含めて面的に整備が進められています。整備される都市計画道路は、東西方向に「三ツ境下草柳線」が、南北方向に「瀬谷地内線」が整備される計画です。
既に全範囲で工事が進められていて、主に東側の区画街路は整備が完了しているところもあります。
2026年度中(秋ごろ?)の開通となるようで、下記のような横浜市会での答弁がされています。
◎上瀬谷整備事務所長
三ツ境下草柳線は、今、二ツ橋の区画整理で整備をしておりますが、その開通時期は令和8年の秋ぐらいに開通するという予定になっております。それに併せて東野住宅のほうに向かう道路と接続ができるというふうに考えております。
2025年9月18日脱炭素・GREEN×EXPO推進・みどり環境・資源循環委員会
若干、瀬谷地内線について言及しているのか怪しい答弁ですが、東野住宅の方に向かう道路と接続とあるので、瀬谷地内線(三ツ境下草柳線との交差点から北側)も開通すると解釈しています。
この道路は2027年に開催される国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」(花博)へのアクセスルートの1つとなる予定です。
三ツ境下草柳線

中原街道のアンダーパスの側道と接続する予定です。
交差点予定地はまだ工事に着手していませんでしたが、工事説明会資料などから、まもなく着手するものと思われます。
この先の区間は、約200mほどはほとんど道路形態になっていて、歩行者と沿道関係者は通行できる状態です。区画線や道路照明は未整備です。

三ツ境下草柳線の幅員は18mで、歩道が4m、車道が10mで2車線となる計画です。
現時点で植栽などはされていません。最近の横浜市の道路は街路樹ナシのことも多いですが、説明会資料を見る限り、植栽は設置するようです。

この先で瀬谷地内線と交差する計画です。この付近はまだ工事中で、立ち入ることはできませんでした。
遠方には丹沢の山並みとともに富士山が頭を覗かせていました。

三ツ境下草柳線と瀬谷地内線との交差点は十字路となる予定で、既に縁石などの整備も進んでいました。
この写真の左右が瀬谷地内線で、右側は東野・上瀬谷方面、左側が相鉄線をくぐる方向です。相鉄線方面は、土地区画整理事業ではなく街路事業で整備中です。
正面は三ツ境下草柳線で、この土地区画整理事業で整備されるのは、バックホウが置いてある場所までで、その先は未整備です。その先の区間については、土地区画整理事業を新たに事業化する方針で、既に説明会が開催されています。

瀬谷地内線

瀬谷地内線のうち、東野住宅地区内は整備済みで、現在はこの部分で止まっています。
この先の区間が今回の事業区間です。
なお、瀬谷地内線を北へ向かうと、国際園芸博覧会が開催される上瀬谷地区に行き当たります。上瀬谷地区では別途土地区画整理事業が行われていて、合わせて道路なども整備される計画で、将来的には八王子街道まで繋がる予定(2028年度頃と横浜市会答弁あり)です。
上瀬谷地区についてはこちら


現在は、上記の工事でこの付近の基盤整備工事中で、工事に伴い歩行者通路の通行部分の切替えなども行われています。
電線共同溝などの躯体も見え、今後一気に道路らしく整備が進むと見られます。

南側の方が工事はやや進んでいる状況です。
瀬谷地内線(二ツ橋中部地区)

相鉄線をくぐり、中原街道の二ツ上橋交差点までの区間は、土地区画整理事業とは別に道路事業として道路の整備工事が進められています。
相鉄線とはアンダーパスで立体交差する予定で、相鉄線直下の部分は相鉄に工事を委託して、アンダーパス構築工事が進められています。工事は相鉄から鉄建建設に発注されています。
横浜市に限らず、鉄道の直下・直上の工事は、鉄道会社に委託契約または協定の締結で委託することが一般的です。鉄道を運行しながらの工事となるため、高い品質管理と工程管理が求められるほか、緊急時対応等の体制などを整える必要があるためです。
写真⑧の手前側は、アンダーパスに至る坂道部分の両側の擁壁などの整備が進められていると見られます。
説明会資料等によると、このルートも国際園芸博覧会へのアクセスルートとして活用する計画です。ただし、開催される2027年の時点ではアンダーパスは完成しないため、国際園芸博覧会開催期間中は相鉄線を仮橋化して、車両は相鉄線の下を通れる状態とする計画です。
横浜市会答弁によると、国際園芸博覧会開催後に、アンダーパス函渠の整備を行う計画で、国際園芸博覧会後は一時的に閉鎖される計画です。
現地の状況を見ても、まだまだ工事は進んでいないため、かなり急ピッチな工事となると見られます。

この付近で神奈川県道401号(瀬谷柏尾)と接続し、将来的には県道が瀬谷地内線から分岐する形となる計画です。
相鉄線南側は私道が多く、近くから進捗を確認することはできませんでした。議会答弁などによると、用地はおおかた取得済み(議会答弁では2025年度内に見込み立っている)とのことです。
写真⑧の部分では、土支田建設による「その5」工事が行われていました。詳しい範囲は不明ですが、現場の状況や説明会資料などから、県道接続部や二ツ上橋交差点付近の工事を行っているのではないかなと思われます。

事業区間は二ツ上橋交差点までです。
ガソリンスタンドの一部を含めて拡幅される計画です。
撮影日:2026年1月3日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。









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