向台中央通りの一部が開通！　西東京3・4・24号田無駅南口線は着手準備中

西東京市で事業が行われていた田無第四中学校西側の向台中央通りの一部が、2024年3月27日9時に交通開放されました。

また、西東京3・4・24号田無駅南口線のうち、この部分から田無駅南口に至る約880mの区間について、事業着手に向けて現在準備が行われています。

既に事業中の田無駅南口広場は用地取得が進んでいます。

向台中央通り　開通区間の様子

現地には、開通を知らせる立て看板が設置されていました。

工事中なのは知っていましたが、完全にノーマークでした。

交通開放されたのは、西東京市向台町三丁目3番付近の延長約120mの区間です。

向台中央通りは田無駅の南側を東西に通る道路の通称ですが、幅員4～5m程度と非常に狭い箇所があるにもかかわらず、近辺に東西に通るまともな道路が存在しないこともあってか、交通量はそこそこある通りとなっています。

これまで、武蔵境通りの田無工業高校西交差点から順次道路の拡幅を進めてきており、田無第四中学校南側までは、幅員12mに拡幅が完了しています。今回開通したのはその西側になります。

この部分では既存道路が約90度、2回屈折しており、幅員もかなり狭く、危険な場所となっていました。

道路は、都市計画道路の線形に沿って整備されていますが、都市計画道路事業の認可を取らず、道路事業等により任意で用地を取得し整備したものと思われます。（東西が西東京3・5・2号向台線、南北が西東京3・4・24号田無駅南口線）

道路幅員は、東西軸が12m、南北軸は16mで、一般的な構造となっています。

電線共同溝と見られる特殊部が準備されていますが、現時点で道路照明は架空線で供給されていました。また、電柱の移設も間に合っていないのか、街渠に刺さっています。

この道路の開通により幅員が狭い箇所は解消しましたが、引き続き直角カーブとなりますので、走行の際は注意が必要です。

西東京3・4・24号田無駅南口線

田無駅の南口では、交通広場を新設する事業が行われています。

また、向台中央通りから田無駅南口の市役所通りに至る区間では、道路を新設する事業の準備が行われています。2023年7月21日と22日に、事業概要及び測量説明会が開催されました。説明会資料によると、事業認可は2025年度を見込んでいるとのことです。

田無駅南口交通広場の事業概要はこちら

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写真

撮影位置はこの通りです。

3月27日に開通したほぼ直角カーブの部分から北側が事業予定区間です。

この路線（区間）は、2016年に策定した『東京における都市計画道路の整備方針（第四次事業化計画）』で優先整備路線に選定されていました。

この付近は戸建て住宅地が多く建ち並んでいる箇所になります。

向台三丁目第１緑地がある部分は、道路予定地が緑地と道路になっています。

おそらく開発行為の際にこのような整備をしたものと思われます。（開発許可番号はH11開二225）

この付近は向台東通りに沿って整備される計画です。

右側にあった放置自転車を一時保管する「南町自転車等保管所」は2023年12月28日で閉鎖されています。ただし、この部分には道路はできません。

この付近から北側では、道路の線形を最大6m程度西側に振る都市計画変更を既に行っています。

この付近に道路ができる計画です。

2018年から事業を行っている田無駅南口広場は、用地買収が一気に進み、現地を見る限り、おそらくあと3軒です。

広場予定の隣接地も一部が更地になっていて、新しいビルを建設する予定であることを示す看板が設置されていました。

現地には、新しい広場のイメージ図等を記した看板が4月から公表された模様です。3月30日の時点では見えませんでしたが、同じものが西東京市役所のサイトに掲載されています。

撮影日：2024年3月30日　記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。