多摩川に架かる首都高速羽田線・横羽線の高速大師橋で行われている架替え工事の様子を見てきました。
報道でもあるので架替えの詳しい説明は割愛しますが、古い桁を切断の上横にスライドし、あらかじめ造っておいた新しい桁をスライドさせ繋げるという、大胆な工法です。
周辺首都高は5月27日から通行止めになっていて、わずか2週間の通行止めで再び通れる状態になるようです。
肝心のスライドは、28日~29日にかけて行われており既に完了しています。この様子が見たかったのですが、見られなかったので、首都高速道路のツイッターを貼っておきます。
現場内からとかも見てみたいものですがそれも当然できないので、今回はスライド後の様子を横から見てきました。
【大師橋リニューアル関連】新旧橋桁のスライド架け替え状況を産業道路大師橋の主塔上から撮影したタイムラプス動画でご紹介します。
— 【公式】道路交通情報@首都高 (@shutoko_traffic) June 1, 2023
引き続き、開通に必要な工事を進めてまいります。
▼長編はこちら▼https://t.co/HEhkhkLYxW pic.twitter.com/n1osB4SAxs
河川内で工事が行われているのがわかります。
高速大師橋のうち、今回架替えが行われているのは鋼橋の部分です。川崎側はプレストレストコンクリートのため架替えは行われていません。
日曜日でしたが連続して施工が行われているようでした。
左側には既にスライドが完了した古い桁が、中央には既にスライドした新設桁が据え付けられていました。新設桁の大部分の舗装や道路標識などはあらかじめ施工した状態でスライドしたようです。
このときは新しい桁上部で、未施工分の電気工事や伸縮装置などの工事が行われていたようで、作業員の姿はあったものの思ったよりも少なかったです。
先日の大雨の影響で川が濁っており、水位の上昇もあったのだと思いますが影響はなかったのでしょうか?なお、雨対策は行われているらしく、作業場所に屋根が設置されるなどしています。
羽田側では作業屋根の解体作業が実施中でした。
こんだけの大工事を、通行止め2週間で施工してしまうのはすごいですし、関係者には頭が下がります。
首都高速羽田線と横羽線の一部は通行止めになっています。テレビCMなどでも混雑予告がされています。
入口には管理車が並び、誘導員も立って閉鎖をしていました。
道路標識もシートで付替えられており、大師入口のここは6kmほど先の鈴ヶ森入口に変更されていました。
撮影日:2023年6月4日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0680)
コメント
丁度今朝に4号新宿線から中央環状を通って羽田空港へ行って帰ってきましたが、普段よりも交通量が小さくてむしろ早く着きました。
ある程度の方が交通規制による混雑を避けてくれたおかげかな。
当初の予想よりも渋滞は少なかったように思いますね。
この日も週末ということもあったかもしれませんが、周辺一般道も順調に流れていました。
ニュースで見てはおりましたが、首都高のTwitter映像で見ると更にすごいですね。
昨年7月に、リンクを掲載していただいた八王子南バイパス館高架橋の上部工を設置
する国土交通省の映像のを見せて頂き感動しましたが、今回は荷重、長さ、面積とも
はるかに大きいので凄いことです。
本レポートで改めて油圧ジャッキとの凄さと利便性を感じさせていただいた次第です。
今度は移動させた旧桁を解体する手順になると思いますが、橋と橋の間に挟まれた比較的狭い区間で、また汐の満ち引きもある場所での解体は、どのように進めていくのかなと気になっています。