川崎市麻生区で事業が行われている川崎3・4・4号世田谷町田線（片平）と、隣接する新百合ヶ丘区間の進捗状況を見てきました。
工事が進み、新百合ヶ丘駅入口交差点～麻生警察署前交差点間が4車線化しました。
事業概要
川崎3・4・4号世田谷町田線は多摩川の多摩水道橋から町田市境に至る都市計画道路です。すべての区間で現道があり、津久井道と呼ばれています。
このうち片平工区は麻生警察署前交差点から片平2丁目交差点までの区間で現在の道路を拡幅する事業を行っています。
※2016年撮影の看板です。
拡幅後は幅20mの4車線になる予定です。
| 施行者 | 川崎市 |
| 延長 | 約1322m |
| 幅員 | 20m |
| 事業期間 | 2001年3月23日～2025年3月31日 |
| 2020年4月22日現在 | |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
現在、川崎3・4・4号世田谷町田線のうち新百合ヶ丘～町田市境間（上麻生工区含む）では、3件の工事が行われています。
片平工区では工事が進みほとんど完成に近くなってきました。あと数回の工事で片平工区全区間の4車線化も近いのではないかと思われます。あとから始まった上麻生工区はまだまだですね。
4車線化した新百合ヶ丘区間
新百合ヶ丘駅入口交差点～麻生警察署前交差点間は、10年ほど前に歩道や街渠などの整備が行われ、道路幅員自体は完成形となっていましたが、車道部はバリケードを置いて暫定2車線での開放となっていました。
今回、この区間に中央分離帯が整備され、4車線として供用開始されました。
工事件名は「麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造（その10）工事」で、2025年3月14日までの予定で、重田・重田造園共同企業体が施工しています。現在も施工中です。
現在も工事中ですが、中央分離帯の整備はおおむね完了し、上り線側は舗装補修がされた上で区画線が引かれています。
この先の世田谷方面は2車線であり、新百合ヶ丘駅入口交差点西側で車線を絞った形になっています。
下り線側はもともと麻生警察署前交差点にかけて長い左折レーンであったため道路形態として大きく変わっていません。
路面補修も行われるはずですが、現時点では未施工です。
また、現在左折レーンとなっている一番左側の車線も、片平方面が4車線化した際には直左レーンに変更されるものと思われます。
引き続き工事が続く片平工区
「その10工事」は、小田急多摩線との交差付近まで行われていて、現在は古沢交差点付近を中心に工事が進められています。
これまでは道路の東側の整備が行われていましたが、過年度工事で車道の切り替えが行われ、現在は西側の整備が行われています。
設計変更が行われなければ、今回の「その10工事」で古沢交差点南側付近までも4車線化する模様です。
片平交差点～片平2丁目交差点間では、西側で街築工・電線共同溝工が行われています。
工事件名は「麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造（その11）工事」で、2024年9月30日までの予定で、株式会社佐野建設が施工しています。
この工事はこれまでの工事で施工されなかった延長約70mの西側歩道の整備や、電線共同溝の整備を行うもので、工事自体は小規模です。
片平2丁目交差点から南側は別途上麻生工区として事業中です。
撮影日：2024年7月23日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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