新宿区で事業中の環状第4号線(富久町)の進捗状況を見てきました。
都立総合芸術高校の西側で整備工事が行われていました。
事業概要
環状第4号線は港区港南三丁目から江東区新砂三丁目に至る延長約29,880mの都市計画道路です。
このうち、上記の図で示す区間では「富久町」として事業が行われています。施行者は東京都で、事業認可は2011年2月14日です。事業延長は約330m、幅員27mで4車線となる計画です。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約330m |
幅員 | 27m |
事業施行期間 | 2011年2月14日~? |
2020年6月3日現在 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
事業区間の南側、東京医大通りとの交差点から見た様子です。
右に見える建物が都立総合芸術高校で、その左側で工事が始まっていました。
現在行われている工事は「街路築造工事及び補償代行工事(2三-環4富久町)」で、2021年11月10日までの予定でリアル建設株式会社が施工しています。
工事区域は看板に示す通り、かつて都立総合芸術高校(厳密には旧都立小石川工業高校)だった敷地内です。
この部分にはやや起伏があります。情報公開されている工事設計図によると、今回の工事では一部の擁壁設置工事も行います。また「補償代行工事」とあるように、都立総合芸術高校のアプローチもこの工事で施工されるようです。
今回の工事では舗装や街渠までは整備されないようです。なお、将来的に道路として完成後は5%の坂道となるようです。
ちなみに、写真②の手前に電線共同溝の地上機器が見えますが、このあたりまでは富久クロスなどを整備した西富久地区第一種市街地再開発事業の区域内(既に完了)で、その事業の際に整備がされています。
住宅地を貫くように用地の取得が進んでいます。
東京都のサイトによると、2021年4月1日現在の用地取得率は61%とのことです。1年前から2ポイント増加しました。ただ、道路整備保全公社による取得も行われており、それよりも多いんじゃないかなと思います。
緑色のフェンスが目立ちます。
道路区域と大部分が重なっている余丁町児童遊園では、樹木の剪定もしくは伐採作業が行われていました。定期的なものか、道路事業によるものかは不明です。
撮影日:2021年10月22日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0210)
コメント
余丁町児童遊園には市ヶ谷刑務所の慰霊塔があったはずだけど、無くなるのかな。
設計図書を見てないので推測でしかありませんが、慰霊棟はぎりぎり道路予定地と重なってなかった気がするので、残るのではないでしょうか。