海老名市で事業が行われている県道46号(相模原茅ヶ崎)の(仮称)上郷立体では、工事に伴い、上郷第一踏切(相模国分3号踏切)の区間が2025年9月10日から通行止めとなりました。
通行止めは1年近くにわたり、2026年9月30日までの予定とされています。


現地には広報看板が掲出され、迂回を促しています。
なお、歩行者及び自転車は引き続き踏切を通行できます。
神奈川県のサイトから
上郷立体整備工事に伴う通行止めのお知らせ
事業概要
神奈川県道46号(相模原茅ヶ崎)は、相模原市中央区上溝から茅ケ崎市柳島に至る県道です。このうち、海老名市のJR相模線・相鉄本線と交差する部分では、道路の拡幅・立体化する事業が行われています。
2025年8月23日追記
工事に伴い、2025年9月10日~2026年9月30日までの予定で、踏切部分が終日通行止めとなるようです。
| 施行者 | 神奈川県 |
| 延長 | 約800m |
| 幅員 | 27.0~40.3m |
| 車線数 | 4 |
| 2025年3月26日時点 | |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ)

河原口大縄交差点~市立図書館西側交差点間では、引き続き用地の取得が進められています。
この区間では、北行き車線が渋滞していました。ただ通行止め以前から渋滞が激しい区間なので、どれほど影響が出ているかは何とも言えないです。(渋滞は増していると思う)

オーバーパス工事に伴い、市立図書館西側交差点から北側は車両通行止めとなっています。なお、文化会館側の線路沿い道路(一方通行)からの流入は引き続き可能です。また、歩行者と自転車も通行が可能です。
この区間では下部工を設置する工事が行われています。
工事件名は、「(厚土東工50)主要地方道相模原茅ケ崎(仮称)上郷立体新設(下部工)工事(その2)」で、施工者は関東緑地土木株式会社、工事期間は2026年3月27日までです。
積算内訳書によると、工事内容は「橋梁下部工 N=1基」で、どの橋脚かは読み取れないものの、現場の状況から、踏切の南側に設置するP2橋脚ではないかと思われます。まだ着工している感じではなかったですね。

車両通行止めとなっているJR名「上郷第一踏切」、相鉄名「相模国分第3踏切」には、置きガードレールが設置されていました。遮断機などは引き続き稼働しています。
歩行者や自転車は、写真右側の歩道部分から横断する形になります。

踏切の北側は、既に橋梁下部工に着工していて、フーチング部分を整備しているように見えました。
工事件名は「(厚土東工28)主要地方道相模原茅ケ崎(仮称)上郷立体新設(下部工)工事(その1)」で、2025年9月30日までの予定で、人の森株式会社が施工しています。
既に工期が延伸されている工事ですが、現場の状況から工期は延伸されるのではないかと思われます。

踏切北側のスクラップ店や、神奈川県営水道海老名水道営業所は、企業庁水道局北側交差点側から出入りが可能です。
この区間も引き続き用地の取得が進められていて、まだ一部に未取得地がある様子です。
また、道路用地と重なっている海老名水道営業所は、敷地内で電気設備改修工事や、舗装工事が行われていました。道路拡幅と関係があるのかは不明です。

交差点の南側には交通誘導警備員が配置され、踏切を通り抜けようとする車の転回を促していました。
また、この部分では次の道路改良工事が施工中でした。
詳しい工事内容は不明ですが、側溝L=154mなどを整備する工事のようです。(記事上の工事範囲は推定です。西側区間も含まれているかもしれません。)
写真⑥右側の田んぼだった土地では、魚べいなどの商業施設2棟が建設中で、道路予定地をセットバックした形で建設が進んでいました。

上郷交差点方面は引き続き用地の取得が進められています。
通行止めのせいもあってか、交通量はかなり減っていました。ただ信号現示は変わっていないのか、長い青のままでした。
撮影日:2025年9月13日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。











コメント
おここ手を入れるんだ
海老名の南北を抜ける道路はここ位しかないし
相模線も日中15分ヘッドだから地味に混雑する箇所
不定期に相鉄からも留置電車がやってくるから
立体化は必然だなぁ
通行止めと知らずに来たんだろうが、交通整理の人にブチ切れて怒鳴り散らしてるドライバーがいた。不快で醜く人間として最低。
ああなったら終わりだなと思った。
この立体交差事業、周辺の交通渋滞解消が本来の目的でしょうが、他にも再来年、横浜市瀬谷区の旧上瀬谷通信施設で開催される予定の「2027年国際園芸博覧会(以下『博覧会』)」も見込んでの工事と思われます。
といいますのも、海老名駅はJR相模線の他に小田急線と相模鉄道(相鉄)が乗り入れていますが、博覧会の最寄り駅は相鉄の瀬谷駅であり、主に西からやって来た人はここで乗り換えることになるからです。そのために列車も増発するでしょうから、踏切を一つでも廃止したいというのがJRや地元の思惑でしょう。
もっともこれは、大阪・関西万博みたいに【自家用車の乗り入れを禁止】した場合のことですが、乗り入れ可になったらなったで、今度は会場周辺の道路は激しい渋滞になると予想されます。それまでに道路が整備されるかどうかも未知数ですし、整備されても人気が出れば今の大阪みたいに、夏休み辺りから会期末にかけて大混雑になりそうな気もします。
私は大阪・関西万博も2005年の愛・地球博にも行きましたが、新幹線や在来線・地下鉄を乗り継いで行った大阪はともかく、愛知では遠く離れた場所にバイクを停めて、そこからシャトルバスで往復しました。
2027年の博覧会へのアクセス方法がどうなるか現時点では分かりませんが、私は公式発表を見てから交通手段決めたいと思っています。因みに乗り入れ不可であれば、この海老名に泊まって相鉄線から会場を目指すことになると思います(自宅からのアクセスが良くないので、新宿まで行って小田急線を利用)。
さて、現在は、踏切の新設は原則として認められていませんが、JR北海道・根室本線の大楽毛駅と庶路駅との間に「恋問踏切」が新設されました。主な理由は、津波から避難するための車両の通路としてのものだそうです。
違うと思います。こじつけにも程があります。
この道路事業の事業着手は2012年度、横浜市が花博開催を国に働きかけたのが2016年度、道路の方が先です。また、道路の供用開始は2031年度を目標としており、仮に立体部が先行開通したとしても、2026年9月まで下部工(橋脚2基)ができている状態で、半年でその他擁壁部・橋台・上部工が完成するワケがありません。
花博開催を理由に無理やり予算を持ってくる方法を取ることがあるかもしれませんが、花博開催を理由に道路整備を行っているものではないです。
また、この踏切を通過する相鉄線は車庫への出入庫線及び貨物線であり、旅客営業列車は走らないため、増発にはほとんど関係のない線路です。また、単線である相模線を増発するのは、現状ラッシュ時間帯の時間4本が限界で、ほとんど増えません。また、相模線は花博アクセスにはほとんど関係のない鉄道です。