放射第7号線・福泉寺通りの危険な交差点で改良工事開始 2025.3

2025年2月16日に交通開放された放射第7号線福泉寺通りが交わる交差点で、交差点改良工事が緊急施工で始まりました

事業概要

上記で示す区間では道路を新設する工事を行っています。

施行者は東京都で、事業認可は2006年7月24日です。延長は約2,000m、幅員は25mで、両側に幅7mの歩道を設け、中央部に車道を2車線(片側1車線)となる計画です。

基本データ

施行者東京都
延長約2,000m
幅員25m(2車線)
事業施行期間2006年7月24日~2028年3月31日
開通ライフ以西:2025年2月16日15時
ライフ以東:未定
2025年2月16日現在

最近の発注状況

工事
発注年度工事名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2016年度街路築造工事及び電線共同溝設置工事(28四-放7大泉学園)京浜建設株式会社
2016年度街路築造工事及び電線共同溝設置工事その3(28四−放7大泉学園)桐井電設工業株式会社
2017年度街路築造工事及び電線共同溝設置工事(29四-放7大泉学園)桐井電設工業株式会社
2020年度街路築造工事及び電線共同溝設置工事(2四-放7大泉学園)新興電設株式会社
2021年度街路築造工事及び電線共同溝設置工事(3四‐放7大泉学園)株式会社興栄
2022年度街路築造工事及び補償代行工事(4四-放7大泉学園)豊友産業株式会社
2023年度街路築造工事(5四-放7大泉学園)戸田・協立建設共同企業体
2024年度街路築造工事(6四-放7大泉学園)戸田道路株式会社
2024年度交差点改良工事(6四-放7大泉学園)(緊急施工)戸田道路株式会社
委託
発注年度委託名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2023年度道路詳細補足設計(5四―放7大泉学園) 株式会社協和コンサルタンツ
2024年度交通量調査委託(5四―放7大泉学園)株式会社サーベイリサーチセンター
2024年度開通記念式典に係る実施計画等作成委託(6四-放7大泉)株式会社大和田組
2024年度開通記念式典に係る会場設営委託(6四-放7大泉)株式会社大和田組
2024年度交通量調査委託(6四-放7大泉学園)株式会社サーベイリサーチセンター
この表の注意事項
データ収集期間:工事2016年度~、委託2023年度~(それ以前は収集していません)
最終更新日:2025年3月21日

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など

広域的に見ると

放射第7号線大泉学園町付近から東所沢付近にかけて連続的に整備が行われています。埼玉県では「東京都とのスクラム強化による道路整備」として整備を進めています。

これらの道路が完成すると、皇居付近から狭山日高IC付近まで1本の道で繋がることになります。

それぞれの区間については下記をご覧ください。


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

始まった工事は「交差点改良工事(6四-放7大泉学園)(緊急施工)」で、2025年4月30日までの予定で、戸田道路株式会社が施工しています。

3月21日時点で、第四建設事務所のウェブサイトにも工事内容の記載がなく、入札情報にも掲載がないため詳しい工事内容は不明です。わかり次第追記します。

東京都の他の緊急施工の事例を見ると、施工は承諾により先に行い、金額の見積はあとから行う(場合によっては工期末ギリギリ)ことが多く、入札情報サービスにはその時点での掲載となることが多いです。

施工者の戸田道路株式会社は、2月16日に開通した放射第7号線(大泉学園)西側区間最後の工事を行った共同企業体の幹事会社であるほか、3月13日に開札された放射第7号線の別の工事の受注者でもあります。特命随契をしたものとみられます。

工事が始まった交差点は、開通した放射第7号線の西側の交差点で、福泉寺通りと交わる十字路です。2月16日の部分開通時点では信号機は設置されませんでした

第四建設事務所のウェブサイト資料によると、北園交差点までの開通時には信号機を設置し、したみと通りとの交差点の信号機は廃止する予定としています。

ただ、供用開始後から危険な状況が相次ぎ、西東京市議会2025年第1回定例会代表質問関連質問及び一般質問でもその危険性が指摘されています。

交差点の状況

3月20日時点では、車道を狭めていた置きガードレールはすべて撤去され、カラーコーンに置き換わっています。カラーコーンは恒久的なものではなく、施工中の一時的なものと思われます。

置きガードレールは高さ80cmほどあり、盤面と基礎部により子供の背丈の半分を隠す構造で、個人的には開通時から危険だなとかんじていました。

東京都の場合、見通しをよくするため、交差点部分にはガードレールは設置せず、ガードパイプなどの見通しの効く防護柵を設置することが一般的です。

巻き込み部分の置きガードレールがあった場所には、チョークで何等かの印がしてありました。

置きガードレールに代わる物の設置を行うのではないかと想像しています。

放射第7号線の大泉側は、中央線を三重にし、それに合わせて外側線をセットバックさせていました。

また、置きガードレールがあった部分はゼブラゾーンに置き換えられています。

福泉寺通り側の置きガードレールも撤去されていました。

伏見通り側も同様に置きガードレールは撤去されています。

見ていた10分程度の間に、一時停止無視をする車が3台ほどありました。それも減速を一切せずに目測50~60km/hでブッチギリで走り抜ける車で、一時停止が全く見えていないのではないかと思います。
特に上り方向の一時停止標識は車道から少し離れたところにあり、見えにくいと思います。
一時停止を維持するなら、オーバーハング式の標識を設置するとか、電照式や点滅式の標識を設置するなど、一時停止をもっと強調するべきだと思います。

今回の交差点改良工事で信号機が設置されるかは不明です。なお、信号機用の地中配線を行うハンドホールは整備済みです。

警視庁の信号設置基準では、必要条件の一つに「隣接する信号機との距離が原則として150メートル以上離れていること。ただし、信号灯器を誤認するおそれがなく、交通の円滑に支障を及ぼさないと認められる場合は、この限りではない。」とされています。
現状、したみち通りとの信号との距離は65m程度しかありませんが、あくまで「原則」ですし、この程度の距離の信号機は都内たくさんあります。交通処理についても連動させれば何とかなる程度の交通量ではないかと思います。

ぜひ、小手先の交差点改良で済まさず、信号機設置を行っていただきたいと思います。

各都道府県警察では、信号機に関する要望サイト「信号機BOX」を設置しています。
どんどん要望を入れていきましょう。
警視庁(東京都内)の場合はこちら

交通信号機に関する意見・要望の窓口(信号機BOX)

撮影日:2025年3月20日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. 自然風景 より:

    府中街道(府中所沢線)から所沢方面に入った「エミテラス所沢」の前の道路もここ数年で整備が行われたものの、車道17mほどで暫定2車線供用、横断歩道あり、切り回し工事中には存在していた踏切道への左折レーンを廃止という危険かつ渋滞を招く嫌な施工でした。
    https://maps.app.goo.gl/KP7AiCHGG5D8PbR16?g_st=ac

    今月に横断歩道廃止、踏切道への左折レーンを復活させる追加工事が行われていて、言葉を選ばず言えばアホだなと思っていましたが……

    からの放7も緊急施工ということで、なぜ予測できる危険な交通形態にGOサインを出してしまうのか不思議でなりませんね。

  2. 近隣ランナー より:

    私も夜7時ごろに通るとき、特に危険に感じます。
    どちらも譲り合っているときが多いですが、おっしゃる通り放7側の一時停止に気づかない方もいます。

    1週前には交通量調査もしていましたし、信号設置が待たれますね

  3. 放7ご近所です より:

    いつも丁寧なレポートありがとうございます。
    この交差点のすぐそばに住んでおり、開通前から不安に感じていましたが、その不安通りに歩行者としても、ドライバーとしても危険を感じています。特にこの福泉寺通りは保谷駅の北口に通じる道であり歩行者が多いところです。
    一時、置きガードレールは撤去されまたしたが、23日現在、置きガードレールがカラーコーンが置かれたまま一部設置されました。ただ再設置された置きガードレールは板状ではなく、3本のバーになっているもので、記事のように小さい子供がいても全く見えないということはなくなりました。前の置きガードレールは運転中は本当に神経を使ってみていましたので、前よりはマシになりましたが見づらいことには変わりがなく早期の信号設置や、とまれ標識の見やすさの工夫は早急に対応いただきたいですね

  4. 匿名 より:

    先日開通したばかりのこちらの道路通りました
    ここの交差点信号機がなくて本当に危険だと思います
    新しいほうが止まらないと行けなく、一旦停止に気づかず違反してしまう車が出てくるのも頷けます

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