3月30日交通開放 放射第35号線(環八通り~川越街道間)のようす

2020年3月30日15時に交通開放された射第35号線(環八通り~川越街道間)の様子をいまさら見てきました。当日も見に行けないわけではなかったのですが、コロナ等の関係で見に行く機会を失っていました。

交通開放から半年以上が経過し、特に目新しいこともないので、記録として写真を掲載して終わります。

ちなみに、2019年3月の時点で開通できる状態となっていて、あとはガードレールなどを撤去するだけとなっていましたが、その後何らかの理由により1年ほど交通開放されず、2020年3月に交通開放となりました。

3月30日に交通開放されたのは、放射第35号線のうち、平和台駅前交差点から新大宮バイパス入口交差点までの区間です。暫定2車線での開放となっています。

事業概要

放射第35号線豊島区豊玉町三丁目から埼玉県境に至る延長約8460mの都市計画道路です。放射第36号線豊島区要町一丁目から練馬区平和台三丁目に至る延長約4270mの都市計画道路です。

このうち上記で赤色で示した区間で事業が行われています。現在の要町通りを延伸し、新大宮バイパスに接続する計画です。

施行者は東京都で、都道として整備されます。なお、事業認可が図の通り異なります。

2004年(平成16年)12月28日に事業認可された区間は、延長約1,330mで、放射第35号線(早宮・北町)と呼ばれています。環八通りとはアンダーパスで立体交差します。


2011年(平成23年)12月1日に事業認可された区間は、延長約1,970mで、放射35・36号線(小茂根・早宮)と呼ばれています。

基本データ

放射第35号線(早宮・北町)
施行者東京都
延長約1,330m
代表幅員40m
事業施行期間2004年12月28日~2031年3月31日
一部暫定開通環八通り~川越街道間(2020年3月30日15時)
一部暫定開通平和台トンネル(2024年2月24日16時)
2024年3月14日現在
放射第35号及び35号(小茂根・早宮)
施行者東京都
延長約1,970m
代表幅員40~50m
事業施行期間2011年12月1日~2031年3月31日
2024年3月15日現在

最近の発注状況

工事
発注年度工事名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2020年度石神井川放射第36号線橋梁(仮称)(2)下部建設工事飛島建設株式会社
2021年度氷川台橋鋼けた製作・架設工事(3四-放36小茂根・早宮)株式会社北都鉄工
2021年度街路築造工事のうち排水管設置工事(3四-放36小茂根)リアル建設株式会社
2021年度街路築造工事(3四-放35早宮)株式会社関谷舗道
2021年度街路築造工事及び電線共同溝設置工事(3四-放35北町)辰島建設株式会社
2022年度平和台トンネル吸音板等設置工事(4四-放35早宮・北町)日栄・コスモ建設共同企業体
2022年度横断歩道橋基礎工事(4四-放35北町)不調
2022年度横断歩道橋基礎工事(4四-放35北町)その2不調
2022年度横断歩道橋基礎工事(4四-放35北町)その3不調
2023年度横断歩道橋基礎工事(5四-放35北町)双栄基礎工業株式会社
2023年度横断歩道橋設置工事(5四-放35北町)株式会社エフォート
2023年度横断歩道橋エレベータ棟建設工事(5四-放35北町)不調
2023年度横断歩道橋エレベータ棟建設工事(5四-放35北町)その2不調
2023年度電線共同溝設置工事(5四-放35早宮・北町)桐井電設工業株式会社
2023年度街路築造工事及び排水管設置工事(5四-放36小茂根)七海建設株式会社
2024年度横断歩道橋エレベータ棟建築工事(6四-放35北町)不調
2024年度平和台トンネル排水設備改良工事(6四-放35北町)新明和工業株式会社
2024年度横断歩道橋エレベータ設置工事(6四-放35北町)株式会社彩光建設
2024年度工事用通路整備工事(6四-補230大泉町外2路線)共栄土木株式会社
2024年度街路築造工事のうち排水管設置工事及びトンネル補修工事(6四-放36小茂根外1路線)七海建設株式会社
委託
発注年度委託名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2023年度道路詳細修正設計(5四-放35・36小茂根・早宮)セントラルコンサルタント株式会社
2023年度電線共同溝詳細補足設計(5四-放35早宮・北町) 株式会社エース
2023年度横断歩道橋詳細設計(5四ー放35・36小茂根・早宮)株式会社トーニチコンサルタント
2023年度開通記念式典に係る実施計画等作成委託(5四-放35早宮・北町) 株式会社大和田組
2023年度交通量調査委託(5四―放35早宮・北町) 株式会社トーアテック
2023年度交通量調査委託(5四-放35早宮・北町)その2株式会社四門
2023年度エレベーター棟予備設計(5四-放35・36小茂根・早宮)株式会社トーニチコンサルタント
2023年度開通記念式典等に係る会場設営業務委託(5四ー放35早宮・北町) 株式会社大和田組
2024年度地質調査(6四-放35・36小茂根・早宮外1箇所)日本物理探鑛株式会社
2024年度道路詳細修正設計及び電線共同溝予備補足設計(6四-放35・36小茂根・早宮)セントラルコンサルタント株式会社
2024年度道路詳細修正設計(6四-放35早宮・北町)不調
2024年度交通量調査委託(6四-放35・36小茂根・早宮)株式会社四門
2024年度整備効果測定委託(6四-放35早宮・北町)株式会社四門
2024年度道路詳細修正設計(6四-放35早宮・北町)その2不調
2024年度道路詳細修正設計(6四-放35早宮・北町)その3株式会社東京建設コンサルタント
この表の注意事項
データ収集期間:工事2020年度後半~、委託2023年度~(それ以前は収集していません)
最終更新日:2025年3月15日

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

今回は撮影位置の図は省略します。

北端 新大宮バイパス入口交差点

3月30日に交通開放された区間の北端である新大宮バイパス入口交差点です。正面の道路が今回交通開放された道路です。

写真左右に横切るのは川越街道254で、この後ろ側は新大宮バイパス17です。

交通開放された道路は暫定2車線大型貨物等進入禁止といった暫定形での開放となっています。この交差点については将来的に立体交差とする計画があります。

暫定2車線で整備された道路

大部分が4車線の規格で整備され、置きガードレール等によって幅員を狭められています。

大型貨物等の進入が禁止されていて、それを無視して入ってくるような車は私がいたときには特に見られませんでした。

朝夕とかは違うのかもしれませんが、思ったより交通量は多くなっていない印象です。

自転車歩行者道

自転車歩行者道についても暫定形での整備となっています。

北町西小学校北交差点

この交差点は、2019年8月の時点でも信号機が準備されていましたが、この写真とは異なり、放射第35号線を横断するだけの信号となっていました。→写真

現在は脇道に対しても車道向けの信号機が設置されたほか、脇道を横断する部分にも歩行者用信号機が設置されています。

練馬区議会録には

交通開放に当たって、地域の皆様や小学校の保護者の方々から、信号機の増設など交通安全対策について要望があり、都では改めて安全対策について検討を進めており、今後、地域の皆様に説明のうえ、交通開放を行うと聞いております。

練馬区  令和元年 第4回定例会  12月05日-05号

 放射35号線の環状八号線から川越街道の区間は、おおむね整備工事が終了しており、区では、東京都と、暫定2車線での交通開放およびこれに伴う交通安全対策について協議してきました。地域の皆様から要望をいただいた信号機の増設については、交通管理者との協議が整い、今後設置工事を行う予定です。東京都からは、信号機の設置工事完了後、できるだけ早期に交通開放するよう交通管理者と調整を行っていると聞いています。

練馬区  令和 2年 第1回定例会  02月10日-04号

とあり、おそらくここのことを言っているのではないかなと想像しています。1年程度交通開放が延期されたのはこのためだったのかな?

環八とのアンダーパス分岐点

環八通りを横断するアンダーパスは現在はまだ通ることができません。

トンネル照明設置工事

アンダーパスは現在、トンネル照明設置工事(31四-放35北町)を施工中のようです。ほぼ出来上がっているんですかね。

平和台駅北交差点

平和台駅北交差点も2019年8月の開通準備状態と比べて、信号機の設置位置が変更されたほか、「一部歩車分離式信号」の標識が新規で取り付けられるなど、細々と変更があったようです。

この先の環八通りと交わる平和台駅前交差点についても、←↑→の3レーンに変更となったようです。

 

平和台駅地下自転車駐車場

放射第35号線の整備と併せて整備が行われた平和台駅地下自転車駐車場についても、4月1日に開放されました。

撮影日:2020年10月21日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. 参宮橋姫 より:

    本件事業区間(放35号 川越街道~環八通り)も、環八通りと同じ「都道311号」に指定されてますね。でもネット地図ではそれがわからず、一方、昨年末に買った手持ちの昭文社「街の達人・全東京便利情報地図1:10,000」2020年2版5刷ではフライングで開通済み扱いで「311号」マークもちゃんと付されているので、やっぱり地図専門出版社の紙の地図は手放せません。

    Wikipediaで「都道311号」と検索しても(記事名「東京都道311号環状八号線)まだ支線の項に放射35号の記述はありませんね。少し前までは私もよくWikipedia編集に参加してましたが、最近は面倒臭くなって誰かが加筆してくれることを期待するばかりです。

    • 管理人 yunomi-chawan より:

      そうなんです。
      全線の区域編入はいつか知りませんが、今年の3月には残地部分の区域編入が行われました。
      正直なところ、都道は支線が大量にありすぎて、そろそろ再編するべきなんじゃないかという気がします。

  2. SaK より:

    今までは新大宮バイパスから環八に入る時、一旦、川越街道に曲がらなければなリませんでした。また、その曲がった先の川越街道が渋滞してることもありイライラしてたのですが、この開通により、ストレスなくまっすぐ通行出来るようになりました。

    • 管理人 yunomi-chawan より:

      そうですね。川越街道がよく詰まっているのを見かけました。
      その渋滞のせいか、周辺の生活道路を抜け道利用して暴走する車もよく見かけたので、そういった車が減ったのであればそれはよかったのかなと思います。

  3. カインドネス より:

    このサイトを見てるだけで、ご飯が進みます!!
    私の居場所にもさせてください(笑)

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