品川区で事業が行われている放射第2号線(西五反田)の進捗状況を見て来ました。
西五反田から平塚橋交差点まで道路を整備するもので、中原街道をバイパスするようなルートで整備される計画です。都市計画的には放射街路の1つなので、こちらが本線というような扱いですが、整備される道路は2車線(片側1車線)で、取り付く交差点形態からも実際には本線にはならないんじゃないかなと思われます。
東京都が木密対策などで進める特定整備路線の1つで、特別の支援策などを講じている都市計画道路です。

事業概要
放射第2号線は港区白金台三丁目から大田区田園調布二丁目に至る延長約7,890mの都市計画道路です。このうち上記で示した区間では、「西五反田区間」として道路を整備する事業を行っています。
施行者は東京都で、延長は約1,255m、幅員25~33mの道路として整備される計画です。
この道路は、市街地の延焼を遮断し、避難や救援活動の空間ともなる、防災上効果の高い都市計画道路として指定し、生活再建などの特別な支援策を期間限定で実施する「特定整備路線」に指定されています。
基本データ
| 施行者 | 東京都 |
| 延長 | 約1,255m |
| 幅員 | 25~33m |
| 事業施行期間 | 2015年1月28日~2026年3月31日 |
| 2026年1月23日現在 | |
用地取得率の推移
※データ出典は各点にカーソルに合わせた際に表示します。
※取得できたデータのみ表示しています。
※市議会答弁は日付の言及があるものはその日付、ないものは発言の日時点
最近の発注状況
| 工事 | |||
|---|---|---|---|
| 発注年度 | 工事名称 | 受注者 | 当初契約額(税込) |
| ※これ以前は情報収集していません | |||
| 2023年度 | モデル整備工事(5二-放2西五反田) | 大貫石材工業株式会社 | |
| 2024年度 | 緊急車両等通行路整備工事(6二-放2西五反田) | 大貫石材工業株式会社 | 38,839,570円 |
| 委託 | |||
|---|---|---|---|
| 発注年度 | 委託名称 | 受注者 | 当初契約額(税込) |
| ※これ以前は情報収集していません | |||
| 2024年度 | 放射第2号線(西五反田)道路詳細修正設計 | 株式会社千代田コンサルタント | 3,630,000円 |
| 2024年度 | 令和7年度東京都市計画道路事業幹線街路放射第2号線(西五反田)生活再建プランナー業務委託 | ランドブレイン株式会社 | 36,960,000円 |
| 2025年度 | 放射第2号線(西五反田)道路詳細設計 | 株式会社千代田コンサルタント | 8,855,000円 |
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タグ:放射第2号線(西五反田)
進捗状況

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ)

都道鮫洲大山線と交わる平塚橋交差点から先が事業区間です。
ここから80m程度は、中原街道をやや拡幅するような計画です。

この場所で中原街道から分かれ、左斜め方向の道路に沿う形で道路整備がされる計画です。
歯抜け状態で用地取得がされている状況です。

この先は元からある道路に沿わず、まっすぐと道路が整備される計画です。
ここから星薬科大学までの区間はかなり用地取得が進んでいて、この区間に限れば9割程度進んでいそうに見えます。
この部分では、2024年度に「緊急車両等通行路整備工事(6二-放2西五反田)」が発注され施工されました。有効幅員6mで整備され、緊急時には消防車両が通行することを想定しています。通常時は自転車歩行者用通路として開放されており、一般車両は通行できません。

この先、星薬科大学の敷地内を通過する計画です。
道路予定地内には駐車場や植物園などが立地しているようです。

星薬科大学の東側も同様に用地の取得が進められていますが、場所によっては未取得の土地が目立つ箇所もあります。
この付近は工事は特に行われていないようです。

桐ヶ谷通りと交差し、この道路を拡幅するような形で道路が整備される計画です。
この付近は五反田駅や目黒駅などからも比較的近いですが、木造住宅が多く建っている地域です。「地震に関する地域危険度測定調査(第9回)における」総合危険度ランク3の地域も広がっています。

区立第一日野小学校のグラウンド前も用地が確保されており、歩行空間として開放されています。

こちらも徐々に用地取得されています。
東京都のサイトによると、2025年4月1日時点の用地取得率は52%とのことです。
用地取得は道路整備保全公社に委託されています。

大崎郵便局前交差点の西側で、首都高下の一般道に接続します。
この部分には、取得済み道路の一部を活用し、2023年度にモデル道路整備が発注されました。モデル道路は、一般的に、完成後の道路形態をモデル的に整備することで、住民等に具体的なイメージを持ち、道路整備への一層の理解を促すことを目的に整備されるものです。

整備されたのは、植栽を含む歩道、自転車レーンと車道の一部です。歩道と自転車レーンは通行が可能です。
車道部分は通行を考慮した整備ではなく、アスファルト舗装厚も3cmとごく薄く、置きガードレールで塞がれています。線形なども暫定的であるため、実際の道路を整備する際には作り直すものと思われます。
撮影日:2026年1月12日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。





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