日出通り~春日通り間で事業が行われている補助第81号線(東池袋)の進捗状況を見て来ました。
事業概要
補助第81号線は豊島区池袋東三丁目から北区西ヶ原一丁目に至る延長3,520mの都市計画道路です。このうち上記で示す区間では道路を新設する事業が行われています。
区間は日出通りから春日通りに至る約610mで、幅員は25mとなり、中央に東京さくらトラム(都電荒川線)を配置し、両側に片側1車線の車道を設ける計画です。
事業認可は2005年11月16日で東京都が事業を行っています。周辺は木造賃貸住宅が密集している地域で狭隘な道路も多く、道路整備と一体的に沿道街づくりを進めることとしていて、都市整備局の第二市街地整備事務所が管轄しています。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約610m |
幅員 | 25m |
事業施行期間 | 2005年11月16日~2025年3月31日 |
2020年5月27日現在 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
手前の道路は日出通りで、ここから北側が事業区間になります。南側は南池袋区間で、別に事業化しています。
補助第81号線(豊島区南池袋二丁目∼南池袋四丁目)
春日通りの北側には東京さくらトラム(都電荒川線)の東池袋四丁目停留所の早稲田方面行の乗降場があります。
なお、この写真の左側の約0.3ha区域は2017年(平成29年)10月20日に東池袋四丁目2番街区地区市街地再開発組合の設立が認可され、今後「東池袋四丁目2番街区地区第一種市街地再開発事業」(組合施行)が行われることになります。2019年(平成31年)6月に工事に着手し、2022年(平成34年)には竣工しする予定です。市街地再開発事業では232戸の住宅、店舗・事務所、子育て支援施設、駐車場を含めた地上36階、地下2階、高さ約125メートルの高層ビルが建てられる予定です。事業費は約166億円。
東京さくらトラム(都電荒川線)の両側で用地取得が進んでいました。暫定歩行者通路のようなものもできている区間がありました。
この付近では豊島区が施行する補助第176号線が接続する予定で、旧造幣局も含めた整備が検討されているようです。
補助第176号線
東京さくらトラム(都電荒川線)のカーブする右側にクレーンが見えますが、そこでは東池袋五丁目地区第一種市街地再開発事業(組合施行)が工事中で、地上21階、地下1階、高さ70メートルのビルが完成する予定です。
この右側が東池袋五丁目地区第一種市街地再開発事業地ですが、都市計画道路の用地も使って工事が行われているようでした。
この付近では東京さくらトラム(都電荒川線)の路盤の改良も行われていました。用地も広々としていて、一番完成が近そうな場所でもありました。
路盤が綺麗になったほか、架線柱もやや茶色がかったデザイン性のあるものが採用されています。2017年4月28日に東京都が都電荒川線に東京さくらトラムという愛称をつけましたが、この区間はトラムらしい景観になるかもしれません。
このブログでは東京さくらトラム(都電荒川線)と表記することにしましたが、私個人としてはあまり好みの名前ではありません。浸透するのかなぁ…
用地取得箇所は歩行者通路となっていました。
横切る道路は国道254号春日通りです。東京さくらトラム(都電荒川線)の向原停留所は春日通りの南側に三ノ輪橋行、北側に早稲田行の乗降場があります。見える停留所は三ノ輪橋行乗降場。
今後道路だけでなく、沿道のまちづくりも進んでいくこの地区。数年後にはまた景色が変わっているのでしょうかね。
撮影日:2017年12月7日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント