西多摩郡瑞穂町で事業着手に向けて準備が進められている福生3・5・23号石畑中央線のうち、新青梅街道~青梅街道間の様子を見て来ました。
『瑞穂町都市計画マスタープラン』で「地区間交流軸」として位置づけられている道路の一部で、『東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)』では優先整備路線として選定されていました。
2025年度から東京都都市づくり公社に委託する形で、概略設計等の委託業務が発注されています。
南側で交差する新青梅街道上には、多摩モノレールの延伸が事業化し、近傍にNo.6駅(仮称)が設置される計画で、南北のアクセス道路として機能することが期待されています。

事業概要
福生3・5・23号石畑中央線は、瑞穂町大字武蔵から瑞穂町大字石畑字丸ケ谷戸に至る延長約1,420mの都市計画道路です。
このうち、上記図で示した区間では、道路整備に向けた検討が進められているものと思われます。2016年に策定された『東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)』で優先整備路線に選定されていました。
延長は約320m、都市計画道路の計画幅員は12mです。
基本データ
| 施行予定者 | 瑞穂町 |
| 事業予定延長 | 約320m |
| 幅員 | 12m |
| 車線数 | 2 |
| 事業施行期間 | 未認可 |
| 2025年9月26日時点 | |
最近の発注状況
| 工事 | ||
|---|---|---|
| 発注年度 | 工事名称 | 受注者 |
| ※これ以前は情報収集していません | ||
| 未発注 | ||
| 委託 | |||
|---|---|---|---|
| 発注年度 | 委託名称 | 受注者 | 当初契約額(税込) |
| ※これ以前は情報収集していません | |||
| 2025年度 | 瑞穂町福生都市計画道路3・5・23号線概略設計その他作業(東京都都市づくり公社発注) | 株式会社オオバ | 18,568,000円 |
| 2025年度 | 瑞穂町福生都市計画道路3・5・23号線現況測量その他作業(東京都都市づくり公社発注) | 株式会社ピー・ディ・シー | 5,467,000円 |
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進捗状況
事業着手へ
事業着手に向けて準備が進められているのは、福生3・5・23号石畑中央線のうち、新青梅街道から青梅街道に至る約320mの区間です。
2016年3月に東京都、特別区、26市、2町で策定した『東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)』では、瑞穂町施行の優先整備路線として選定されていました。
現在の都市計画上の幅員は12mです。
事業は、東京都都市づくり公社と協定により実施する模様で、町議会録(2025年8月1日全員協議会)によると、2024年度に基本協定を締結し、事業手法の検討、概算事業費の確認等を行っているとのことです。
2025年度に入ってからは、公社により概略設計や現況測量などが発注されています。
町議会録(同上)によると、
2025年度中:関係機関協議資料の作成・都市計画変更の要否の検討
2026年度以降:東京都都市整備局調整・警視庁協議
2027年度以降:都市計画法に基づく各種説明会の実施・都市計画変更や事業認可手続き
時期未定:詳細な認可時期等は未定
とのことです。
新青梅街道上には、多摩モノレールが整備される予定で、多摩モノレールは2025年11月27日に都市計画法の事業認可がされました。近傍には、No.6駅(仮称)が整備される計画です。
着手前の状況

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ)

新青梅街道横のセブンイレブン瑞穂武蔵店がある部分が事業予定区間の南側です。
事業範囲や区域は今後の測量で決定していくことになりますが、店舗は隅切り部分と被っているように見えます。(新青梅街道の拡幅部分とも被っている)
新青梅街道から南側は、瑞穂町殿ヶ谷土地区画整理事業が事業中で、都市計画道路も同事業で整備中です(8割方整備済)。
なお、南側は新青梅街道手前が幅員15mとやや広がっていますが、新たに着手予定の北側は幅員12mで広がっていません(現在の都市計画では)。

沿道は戸建て住宅が中心で、おおかたの区間は現道を拡幅するような形になります。

残堀川とは二本榎橋で交差します。
橋は植栽を含めると幅員12m程度あり、もしかすると架け替えの必要が無いかもしれません。

青梅街道の石畑バス停付近に接続する計画です。
青梅街道は旧道ですが、狭いわりに交通量があります。右折車対策をしないと渋滞を助長しそうです。
撮影日:2025年11月22日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。




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