連続立体交差事業(高架化)が行われている京王線ですが、上北沢駅~八幡山駅間で新たな工事が始まっていました。そのうち1件は鴻池・竹中土木JVが施工します。
都立松沢病院北側の工事
都立松沢病院北側(記事上図で橙色で示した区間)には、11月上旬ごろより「下水道管の移設を行っています」と書かれた看板が設置されています。
工事の施工者は鴻池・竹中土木JV工事事務所です。これは京王線高架化工事の第5工区にあたる区間の本体工事施工者で、第5工区で本体工事施工者が工事を行うのはこれが初めてになると思われます。
11月17日現在、現場に詳しい工事内容が書かれた看板は掲示されていませんが、この場所の地下にある北沢幹線という比較的大きな下水道管を移設する工事と思われます。
この場所にはもともと都立松沢病院の敷地がありました。
2018年にこの部分にあった樹木の伐採工事が行われ、2019年にはフェンス右側の歩道状の空地が建設されました。
将来的には左側の道路部分に京王線の高架ができるため、道路を右側に移設する必要がありますが、道路の直下約4.5mの位置に内径240cmという比較的大きな下水道管「北沢幹線」があり、これも移設する必要があるようです。(※位置と内径は下水道台帳による。場所により深さは異なる。)
北沢幹線のほかに枝線も埋まっているので、これも移設するんじゃないかなという気がしますがよくわかりません。
11月17日現在特に工事は行われていませんが、この写真を撮影している後ろ側に工事ヤードが設置されています。
交番移転
上北沢駅前では、上北沢駅前交番の移転先の庁舎工事が行われていました。
実は何の工事が行われているのかお知らせの掲示が無かったのですが、建退共の張り紙(黄色い張り紙)に「警視庁成城署上北沢駅前交番改築工事」とあったほか、法令許可票の建築主に「小池百合子」、労災保険関係成立票に「警視庁総務部施設課」とあったので間違いないでしょう。
工事施工者は株式会社八洲クリエーションです。
現在の交番は将来の鉄道高架、付替道路の予定地に立っています。
移転先の用地は京王線高架化用地と一緒に取得されたらしく、工事が始まるまでは東京都道路整備保全公社が都有地として管理していることを示す看板が設置されていました。
撮影日:2020年11月17日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
夢物語だと思ったら案外進んでるね。
完成予定までには無理でも本当に造れるかも!
まだまだ時間がかかります。