健康住宅地「常盤台」を歩く

板橋区常盤台(ときわ台)を歩きました。

これは2017年7月に撮影したものです。公開していないのに気づき公開することにしました。一部、まちの状況が現在とは異なっています。

散歩の出発点

散歩は東武東上線ときわ台駅からスタートです。池袋駅から5つ目の駅(池袋駅含めず)で、都心からかなり近い場所です。

ときわ台駅は2017年7月時点ではこのような駅舎でした。というのも、この後リニューアル工事が実施され、2018年5月30日に開業当初のデザインに再現・完成しました。

駅舎に残る大理石の壁面や柱脚は開業当初からあるものだそうです。

今回歩いたルートはこんな感じです。大した距離ではありませんが、暑かった記憶だけあります。

そもそも常盤台住宅地とは昭和初期に東武鉄道が初めて分譲した分譲住宅地のことです。田園調布などとともに、昭和初期の分譲地を扱った本にはだいたい書いてあります。

まちづくりの詳しい説明は省きますが、常盤台の特徴的な場所を巡って歩くのが目的でした。

ときわ台駅前

駅前にはロータリーが整備され、そこから放射状に道路が伸びていました。

ヒマラヤスギなどが生え、気持ちのいい駅前空間となっていました。ビルなどが立ち並び、商店などすこしごちゃごちゃした感じはします。

これより、北側へ向かってみます。

中央図書館付近

常盤台公園区立中央図書館が見えてきました。

区域内で一番大きい公園で、分譲当初からあるようです。図書館はあとからできたものだと思います。

まちづくり憲章

1997年(平成9年)に決定されたもので、拘束力はないものの、まちの環境を残そうという意識が見られます。

ブログ記事名の「健康住宅地」は当時の分譲売り文句です。当時から上下水道、電気、ガス、公園が整備されるなど、そのことを物語っています。

クルドサック

域内には5か所のクルドサック(袋小路)が設けられているのも、常盤台の特徴の1つです。

行き止まりにすることで通過交通を遮っています。

フットパス

クルドサックの奥などには歩行者用の通路「フットパス」が整備されています。

プロムナード

区域をほぼ1周するように設けられた楕円状の道路は、中央に植栽が施されています。

道路に曲線を多用しているのも街の特徴でもあります。

この道路沿いには小さい公園「ロードベイ」があります。

区域境界

当時の分譲の境界で景色が変わるのがよくわかると思います。この先にはすぐ環七通りがありますが、当時の住宅地案内図にも予定線として書かれています。

掲げられているのぼり

住人の世代交代などで土地利用が変わりつつあるのも事実なようで、土地が細分化され売りに出されているところを見ることができました。

こうした土地の細分化はここに限らず起きているなと感じるところです。

このほか、当時の様子を残すような住宅も一部残っていましたが、今でも住んでいらっしゃるとのことで掲載は控えます。

撮影日:2017年7月29日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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