自転車で二子玉川に行きまして、さてここから多摩川沿いに登戸方面に行くのはつまらないぞ……何かないかな……と思い出した東急砧線跡を辿ってきました。
東急砧線跡は1969年に廃止された鉄道で、現在の二子玉川駅と砧本村駅を結んでいました。詳しくは調べてください。
現在の二子玉川駅からスタート。写真の道路は国道246号線です。
二子玉川駅はお洒落に生まれ変わって、ここに鉄道があったとは想像しがたいです。
国道246号線を曲がると細い路地に入り込みます。ここに砧線があったようで、確かにそれらしい雰囲気が一気に出てきました。
この通り名は花みず木通り(砧線跡)。「砧線」と残っているのがいいですね。
この先に行くと植わっている街路樹がハナミズキです。それにしても漢字と平仮名がごちゃごちゃになった通り名なんだろうか?
少し行くと、このあたりにあったらしいのが中耕地駅。いや、あと数十メートル先かな?
道がまっすぐしているところに鉄道らしさが出ています。
暫く道幅が狭くなり、歩行者自転車専用道になっていました。この先で左カーブして吉沢駅に行きます。
多摩堤通りを越えてこの付近に吉沢駅があったようです。
いまは住宅が密集しているこの周辺も、当時の写真を見ると草っぱらのようで、いまでは想像できません。
吉沢駅を出ると野川を渡ります。この幅の広い橋は最近架け替えられたものです。
橋には砧線が現役だった当時の情景を知らせる案内板が取り付けられていました。
ずっと砧線跡沿いに現在も道路があり、右にカーブしながら砧本村方面に進みます。
吉沢駅~砧本村駅間にも中間駅があったようで、ネットで調べた限り駅名が複数引っかかるのですが、世田谷区役所HPには大蔵駅とあるのでそうしましょう。
右手にあるのは東京都市大学のグラウンドです。もともとは砂利を採取していた場所のようです。
そんなこんなで砧線跡を辿っていたら、線路跡の狭い道を東急バスが追い抜いていきました。
このバスこそが廃線後の代替で設けられた路線バスらしく、方向幕にも「二子玉川駅=砧本村」とそれらしきことが書かれています。さすがにこの道を往復では通れないらしく、近くの広い道路を通る循環路線となっているようです。
結構な本数で、バス停も二子玉川駅、二子玉川、中耕地、吉沢、砧本村など当時の駅名が見られるのも面白いものです。
暫くしたら砧本村駅跡へ。
終点にもバス停があって砧本村です。
なーんか静かな場所で、今でも鉄道があったらどんな景色かなと想像してみたり。
世田谷線がいまでも残っているのも凄いことなのかなぁ…?
撮影日:2019年2月7日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
世田谷線は荒川線と同様、軌道敷が有る路線だったから残したのでしょうね。