前回の続き
陸前高田の嵩上げ地に新設された商業施設「アバッセたかた」は以下写真のような感じで、非常に広い土地を利用していました。商業施設を横目に見ながら、陸前高田駅からは再び大船渡線BRTに乗車し南下しました。
大船渡線BRT
陸前高田駅(12:46)
[気仙沼駅行き]
鹿折唐桑駅(13:10)
終点気仙沼駅の1つ手前「鹿折唐桑駅」で下車することにしました。
12時を過ぎてお腹がすいてきましたが、飲食店に入るのは面倒。ということで「昼食テキトーモード」を発動し、駅前にあったセブンイレブンとそのイートインでお弁当を食べました。
この鹿折唐桑駅周辺も津波により大きな被害を受けた地域です。第18共徳丸が津波に流され、ちょうどこの辺りに流れ着いた……そんな場所です。
今では工場や店舗などが再開しつつあり、県道や国道沿いでは多くの車が行きかっていました。ただ空き地が目立ちます。
鹿折唐桑駅からは南気仙沼駅まで歩いて行くことにしました。
海沿いは工事中の箇所が目立ちます。ちょっと気づいたんですが、東京都内だと車道を開通させるときには必ずといっていいほど歩道も同時に開通させる、あるいは歩道を先に整備することも多くありますが、こっちだと車道が整備していても歩道は完成していないことが多いんですね。カルチャーの違い……というか、まぁ歩く人はあまりいないんですね。
少し歩くと南気仙沼地区に到着。現在造成工事が絶賛行われていました。
さらに歩くと大川を渡って気仙沼線BRTの南気仙沼駅に到着です。
このあたりのJR気仙沼線も、大船渡線と同様に鉄道での復旧を断念しBRTで復旧しています。もともとあった軌道をBRT専用道にしている箇所もありますが、まだ整備されていない個所もあり、一般道に駅(バス停)が設置されている場所もありました。南気仙沼駅もまだ専用道が整備されてないようですが、いずれは専用道を整備して使うことになるそうです。
気仙沼線BRT
南気仙沼駅(15:05)
[前谷地駅行き]
志津川駅(16:18)
途中、志津川駅で下車。志津川駅は窓口があり、POS端末が設置してあるようです。なお、このあたり南三陸町志津川地区は嵩上げをしているようでした。
志津川地区には「南三陸町防災対策庁舎」があります。残すか取り壊すか、様々な意見がありますが、結局残すそうです。現在付近は造成中で近づくことはできません。
志津川には「南三陸さんさん商店街」が完成していました。
気仙沼線BRT
志津川駅(17:28)
[前谷地駅行き]
前谷地駅(18:31)
志津川駅からは再び気仙沼線BRTに乗車し南下します。
この先の柳津駅まではBRT区間、柳津駅~前谷地駅は鉄道区間となりますが、一部のBRTは前谷地駅まで一般道を経由して直通しています。
なお専用道の走行中の景色はこんな感じでした。速度計を見ると60km/hくらい。道が狭いのと、東京だと60km/hも出す路線バスがほとんどないのでちょっと速くて怖いです。専用道でも場所によって路面が痛み始めている箇所があり揺れます。
柳津駅~前谷地駅は県道を走らず、田んぼの中を走って行きます。「何でこんな道走ってんの!?てか、どこ行くのこれ!?」とスマホのGPSで場所を確認しちゃいました。信号がほとんどなく、交通量も少ないルートを選んでいるのかもしれません。
前谷地駅は気仙沼線と石巻線が接続する乗換駅。乗換駅ですが利用者は少なく、駅前は寂しいです。窓口もありますが夜間は閉鎖されていました。券売機は設置。
前谷地駅からは石巻線女川行きに乗車。気動車のキハ110系です。JR東日本の気動車はこれが多いですね。
石巻線
前谷地駅(19:12)
[1647D 普通 女川行き]
石巻駅(19:31)
石巻に到着。ここで1泊しました。
撮影日:2018年8月6日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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