羽村大橋 拡幅のため上流側に橋梁増設 進捗状況2025.1

羽村市羽村大橋で事業が行われている橋梁整備事業の進捗状況を見て来ました。

現在の羽村大橋を拡幅するため、現在の橋の上流側に新しく橋梁を新設するもので、2023年度には道路の付替え工事が行われました。

事業概要

羽村大橋多摩川に架かるあきる野市羽村市を結ぶ橋です。道路は都道250号あきる野羽村線です。現在の橋は1974年に竣工したもので、計画幅員の半分(将来の下流側橋)を上下線で供用しています。

現在、都市計画道路線形を基本に、現在の橋の上流側に橋を架け、拡幅する事業が行われています。将来的には上下線を分離した構造になる計画です。

既設橋の補修工事のあと、橋を新設する計画です。

工事
発注年度工事名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2023年度羽村大橋事業地整備工事旭建設株式会社
委託
発注年度委託名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2023年度羽村大橋環境調査委託(その25)株式会社セルコ
2023年度羽村大橋地質調査(その3)株式会社ダイエーコンサルタンツ
2023年度羽村大橋(上流橋)搬入路予備設計株式会社エイト日本技術開発
2023年度羽村大橋(既設橋)補修設計 富士技研センター株式会社
2023年度羽村大橋環境調査委託(その26)株式会社セルコ
2023年度羽村大橋(上流橋)橋梁補足設計 株式会社エイト日本技術開発
2024年度羽村大橋環境調査委託(その27)株式会社セルコ
2024年度羽村大橋(既設橋)補修補足設計 富士技研センター株式会社
2024年度羽村大橋環境調査委託(その28)株式会社環境トリニティ
この表の注意事項
データ収集期間:工事2023年度~、委託2023年度~(それ以前は収集していません)
最終更新日:2025年1月6日

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

撮影位置はこの通りです。

①羽村大橋(上流側から)

これが1974年に竣工した現在の羽村大橋です。多摩川のほかに、玉川上水も跨いでいます。

都市計画道路の幅員は18mですが、現在の橋はその約半分8.6mの幅員の橋として、上下線・歩道が供用されています。西多摩建設事務所の事業概要によると、過去事業反対があったようです。

②西側から(地図

橋自体は特に目立つような構造ではありませんが、橋長は500mを越える多摩川でも上位に入る長い橋です。

この次に上流側にある自動車が走れる橋は、約3km上流にある多摩川橋になります。

③西詰(地図

都道250号あきる野羽村線を羽村方面に坂を下ると、右カーブを描きながら羽村大橋に入ります。

この南側は氷沢橋交差点まで拡幅済みで、その南側もあと1年ほどで五日市街道まで開通すると見られます。

 

④橋の中央付近(地図

車道幅員は6.5m、歩道は下流側のみにあり、幅員約1.8mと、かなり狭い構造になっています。

⑤東詰拡幅部(地図

都市計画上は、奥多摩街道と立体交差する計画で、奥多摩街道の前後の区間で幅員が広がり、現在は側道の一部となる部分が供用されています。

東京都の事業説明資料では、この立体交差を整備するつもりはなさそうです。

⑥羽村大橋東詰交差点(地図

この正面では、羽村市施行の羽村駅西口土地区画整理事業が行われていて、同事業により道路用地が確保される計画です。

東京都の資料にはこの土地区画整理事業との関連は書かれていませんが、関係はあるのではないかなという気はします。

⑦橋梁下部(地図

2023年度には「羽村大橋事業地整備工事」が発注され、2024年6月3日までの予定で、旭建設株式会社が施工しました。もともとあった道路を北側に付け替えるもので、工事は既に完了しています。

道路を付け替えることによってできた土地を、今後の施工ヤードとして活用していく予定のようです。

撮影日:2025年1月4日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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