厚木市で事業が行われている神奈川県道42号(藤沢座間厚木)【第Ⅱ期区間】の進捗状況を見てきました。
橋梁下部工事や、道路改良工事が進められていました。
事業概要
厚木3・3・6号座間荻野線は厚木市関口から厚木市下荻野に至る延長約4,160mの都市計画道路です。このうち上記で示す区間では、県道42号(藤沢座間厚木)の第Ⅱ期事業として道路の整備が進められています。
施行者は神奈川県、延長は約1,170m、標準幅員22mで、4車線の道路として整備がされる計画です。
施行者 | 神奈川県 |
延長 | 約1,170m |
幅員 | 22m |
車線数 | 4 |
2023年12月30日現在 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
事業区間東側の中三田陸橋上交差点から見た様子です。
前回訪問時に行われていた「主要地方道藤沢座間厚木新設橋梁(上部工)工事」は完了していました。
現在上部工が架けられているのは、中三田陸橋上交差点から6径間分で、残り5径間分は未施工です。
この残り5径間分について、2024年10月15日に入札公告がされました。工事件名は「【総合評価方式・標準型】(県土経1ー26)主要地方道藤沢座間厚木新設橋梁(上部工)工事(その2)」で、発注概要書によると工期は2027年3月31日までの予定です。
西側の橋脚1基と橋台1基の整備は現在行われている最中です。
P29橋脚の現場打杭工及び躯体工を行うのは、「【総合評価方式・簡易型】(県土経1ー46)令和5年度 道路改良工事(ゼロ県債)(その2)」で、2025年3月31日までの予定で、株式会社池田建設が施工しています。
写真③の橋脚の後ろ側に整備するものとも割れます。
A2橋台の現場打杭工及び躯体工を行うのは、「【総合評価方式・簡易型】(県土経1ー45)令和5年度 道路改良工事(ゼロ県債)(その1)」で、2025年3月31日までの予定で、株式会社成和が施工しています。
写真③の後ろの斜面地に橋台を設置するものと思われます。
橋台等の予定地では埋蔵文化財発掘調査が行われ、その後ブルーシートで覆われていました。
今回の橋脚と橋台の建設で、約1kmに及び橋梁の下部工は終わるものと思われます。
三田小学校の南側では、一部で埋蔵文化財発掘調査が行われていたほか、すでに完了した場所では手付かずとなっていました。
埋蔵文化財発掘調査の委託件名は、「令和5年度 道路改良工事 公共(その11) 県単(その42)合併 調査業務委託」で、2025年3月31日までの予定で株式会社玉川文化財研究所が受注しています。
厚木市北部学校給食センター北側の先行して道路改良工事が行われた箇所は、引き続きBバリやキャスターゲートが設置されています。
さらに奥(西側)で道路改良工事が行われていて、この部分にも看板等が設置してありました。
工事件名は、「【総合評価方式・特別簡易型(2)】(厚土1ー58) 令和5年度 道路改良工事 公共(その8) 県単(その26) 合併」で、2024年11月29日までの予定で、株式会社山善が施工しています。
この工事の区間はすでにアスファルトの舗設などが完了していました。工事に伴い、横切っていた道路は通行止めになっています。
この工事では、北側現道に抜ける関連外郭部の工事も行われた模様で、写真のようにすでに道路形状となっています。
なおカラーコーンがあり現時点では通行できません。
この部分に移転未了の土地が少し残されています。それでも1年前と比較するとずいぶん減った印象です。
現時点ではこの部分の整備工事は行われていませんでした。
三田小学校入口交差点で交わる県道63号(相模原大磯)の一部でも用地の取得が行われています。こちらも現時点では工事は行われていません。
撮影日:2024年10月13日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
お彼岸の頃にここの工事を眺める機会があって、「あと少しで繋がるじゃないか!」と喜んでいました。
しかし、橋台や県道63号の状況を見ると、まだまだなのか、あと少しなのかな?
現地の案内看板では2026年度の供用目標と書かれています。
順調にいけばその通りなりそうですが、一部未取得地があるほか、工事の状況も少しギリギリな感じがします。数年程度は伸びるかもしれません。