立川市で事業が行われている立川3・2・10号緑川通り線の進捗状況を見てきました。
大きな変化はありません。
事業概要
立川3・2・10号緑川通り線は立川市の都市計画道路です。このうち、上記で赤色で示した区間では、道路を新設する事業が行われています。
都市計画道路名称 | 立川3・2・10号緑川通り線 |
施行者 | 立川市 |
延長 | 約132m |
幅員 | 16~30m |
事業施行期間 | 2022年3月18日~2031年3月31日 |
2022年3月18日現在 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
事業認可から2年が経過しますが、特に変化は見られません。
この事業は東京都の事業である立川3・3・30号立川東大和線に合わせて行われているため、その路線が進まない限りは、ゆっくりとしたペースで事業が行われるのではないかと思います。
なお、事業用地の多くが公園や下水道用地となっていて、個人等の土地は面積割合的には少ないです。
道路予定地となっている曙三第二公園も、公園機能としては大きな変化はありませんが、公園の一角で下水道工事が行われていました。
工事件名は「立川市公共下水道緑川幹線改築(長寿命化対策)第6期工事」で、2024年2月29日までの予定(2月10日撮影)で、株式会社冨士土木が施工していました。
この地下には、昭和記念公園あけぼの口付近から緑川通り・みのわ通りなどの地下を通って多摩川に流れる「緑川幹線」と呼ばれる大きな雨水管渠が通っています。
これは、遅くとも大正時代には降雨による水害が発生していた旧立川基地及び立川駅北口周辺の雨水を排水することを目的に、1943年~1946年に建設された素掘りの排水路(緑川)を起源とする雨水下水道で、現在のように暗渠化されたのは昭和30年代からです。
一般的に函渠の寿命は50年と言われており、緑川幹線は「立川市下水道ストックマネジメント計画」に基づき更新を順次行っています。
これまで場所によっては布設替えを行っていましたが、この部分では、既存の間の内部を被覆する、いわゆる管更生工法を行っています。非開削の工法なので、工事ヤードはかなり狭く、公園利用にも支障がない程度となっています。
東側は個人の土地の買収が含まれると思われますが、現在のところ変化はないように見られました。
この付近で立川3・3・30号立川東大和線と交差する計画です。
撮影日:2024年2月10日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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