調布市及び三鷹市で事業が行われている調布3・4・17号狛江仙川線及び三鷹3・4・11号北野仙川線の進捗状況を見てきました。
引き続き用地取得が行われているほか、調布市施行で防火貯水槽の撤去工事が行われていました。
事業概要
調布3・4・17号狛江仙川線及び三鷹3・4・11号北野仙川線は調布市及び三鷹市を通る都市計画道路です。このうち、上図に示す約1,060mで事業を行っています。
施工者は東京都で、事業認可は2016年2月17日です。
標準的な構造は幅員約16mで、歩道約3.5mを両側に配置する2車線の道路となる計画です。
建設中の外環道付近では別の都市計画道路と接続し、将来的には東八道路付近まで通り抜けられるようになります。
基本データ
施工者 | 東京都 |
延長 | 約1,060m |
幅員 | 16m |
事業施行期間 | 2016年2月17日~2029年3月31日 |
2023年3月31日時点 |
最近の発注状況
工事 | ||
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発注年度 | 工事名称 | 受注者 |
未施工 |
委託 | ||
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発注年度 | 委託名称 | 受注者 |
※これ以前は情報収集していません。 | ||
2023年度 | 道路予備修正設計(5北南-調布3・4・17三鷹3・4・11) | ジーアンドエスエンジニアリング株式会社 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
引き続き用地買収が続けられています。
東京都のサイトによると、2023年4月1日時点の用地買収は40%です。
なお、2020年からの用地取得率は19→38→38→40%と推移していて、ここのところ鈍化しています。
ところどころで取得した用地が見られますが、今のところ工事は始まっていません。
この部分では、防火貯水槽の撤去工事が行われています。
工事件名は「調布市緑ケ丘2丁目防火貯水槽撤去工事」で、2024年2月下旬までの予定で有限会社日本ハウジングが施工しています。
調布市が発注した工事です。防火貯水槽は写真左側の「←」の黄色い看板がある場所に埋められていた模様です。
なお、防火貯水槽は、現在でも消防法や開発行為等に基づき設置されることもありますが、昭和に設置された防火貯水槽は老朽化や消火栓などの他の消防水利の普及に伴い、廃止される傾向にあります。入札情報サービスによると、多摩地域でも年数件の撤去工事が自治体により発注されています。
ここの防火貯水槽は見た感じ少し道路予定地に重なっていそうに見えました。
幼稚園跡地も引き続き防草シートで覆われています。
建替えが進む都営住宅ですが、都市計画道路部分の整備はされていません。
仙川~甲州街道間はあまり用地取得が進んでいません。
ここからの景色にはほとんど変化がありません。
2023年度北多摩南部建設事務所事業概要によると、2023年度は6軒の建物移転を含む用地買収を計画しているようですが、どの程度進むのかなという印象です。
撮影日:2024年2月14日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
この近くが実家で弟がこの幼稚園に通ってました
当時、団地を分断する道路を不思議に思っていましたが、後にこのことと分かったものの、あれから何十年だ?😅