立川市及び国立市で事業が行われている立鉄中付第1号線(立川都市計画道路事業都市高速鉄道東日本旅客鉄道中央本線付属街路第2号線)の進捗状況を見てきました。
JR中央線の高架側道としての位置づけですが、近隣で事業中の立川3・3・30号立川東大和線と連動した事業となっています。
事業概要
立川都市計画道路都市高速鉄道東日本旅客鉄道中央本線付属街路第1号線(立鉄中付1)は、立川市にある延長約200mの都市計画道路です。このうち、上記で示した区間では、道路を新設する事業を行っています。
施行者は立川市で、近隣の立川3・3・30号立川東大和線などと連動して事業が行われる予定です。
基本データ
施行者 | 立川市 |
延長 | 約200m |
幅員 | 12~14m |
事業施行期間 | 2022年3月18日~2031年3月31日 |
2022年3月18日現在 |
最近の発注状況
工事 | ||
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発注年度 | 工事名称 | 受注者 |
未発注 |
委託 | ||
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発注年度 | 委託名称 | 受注者 |
※これ以前は情報収集していません。 | ||
2022年度以降は未発注 |
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写真等
この先が事業区間です。JR中央線が高架化するまではここに野沢踏切がありましたが、高架化により踏切は消滅しています。
この先、右のJR中央線高架に沿って整備される予定です。この都市計画道路はもともと高架の側道として計画決定されたものです。高架化が完了し暫くしてから事業着手となっています。
JR中央線の高架化は仮線方式で行われ、鉄道営業線の横に一旦仮線を建設し移設したあと、もとあった営業線の場所に高架を建設しました。この都市計画道路用地は一時的に仮線として使われていた土地になります。
また、この事業箇所には、かつて立川基地(現在の立飛付近)に至る貨物の引込線が存在し、この付近も引込線の用地となっていました。この予定地のある1筆の登記簿を取ったところ、現在も所有者は東日本旅客鉄道株式会社となっていました。原因は国鉄民営化によるものとなっています。
登記簿のコンピュータ化に伴う移記により、甲部はすべて記載されていないため、これより過去のことは紙の閉鎖登記簿を取り寄せないとわかりません。さすがにそこまでする気力はありませんが、JR中央線の高架化はこれより後のことですので、少なくとも旧国鉄時代からの用地であることは間違いなさそうです。
この付近で立川3・3・30号立川東大和線が南北に整備され、その西側から立鉄中付第1号線が建設される予定となっています。
立鉄中付第1号線予定地は、前述のように鉄道用地であったこともあって、ほとんど鉄道若しくは公共の土地となっているものと見られます。頑張ればすぐ道路ができそうですが、立川市議会録によると、立川3・3・30号立川東大和線の事業に合わせて整備していく方針を示しており、整備もかなりゆっくりとしたペースで進んで行くものと思われます。
早く整備しても抜け道に使われて危ないので、そのあたりを調整していくこととなると思われます。
撮影日:2024年2月10日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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