2023年3月8日に伊勢原市と小田急電鉄株式会社が締結した「持続可能なまちづくりを推進する連携協定」に基づく整備が予定されている伊勢原都市計画道路3・4・4号田中笠窪線及び新たな総合車両所の建設計画の予定地周辺の状況を見てきました。協定ではスマート新駅の検討なども盛り込まれています。
現状は市街化調整区域で田畑が広がる区域ですが、今後大きく景色を変えることになりそうです。
事業概要
伊勢原市串橋周辺では、2023年3月8日に伊勢原市と小田急電鉄株式会社が締結した「持続可能なまちづくりを推進する連携協定」に基づき、持続可能なまちづくりの実現を取り組むこととされています。
市が整備する伊勢原3・4・4田中笠窪線のほか、小田急電鉄が整備する新たな総合車両所の建設が計画されています。また、新たな産業都市軸の形成やスマート新駅の検討などに取り組むこととされています。
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写真等
撮影位置はこの通りです。
伊勢原3・4・4号田中笠窪線の現在の整備区間西端となっている箇所です。この付近は鈴川工業団地で、1970年頃に整備がされています。
この先の区間は未整備で、協定資料によると万崎橋付近まで伊勢原市が整備する予定です。
土地区画整理事業でもするのかなと思っていたんですが、それぞれ単独の事業として起こすつもりなんですかね。
周辺は田畑が広がっています。
中央に高圧送電線が数回線通っています。協定資料によると総合車両所に隣接して変電所を設ける計画のようで、これら高圧送電線からの受電を予定しているのでしょうか。
この付近一帯が総合車両所の予定地です。
周辺は鈴川に沿って低地となっていて、伊勢原市洪水・土砂災害ハザードマップによると、周辺は最大で3.0以上5.0m未満の浸水が想定されています。現在の小田急線は部分的に築堤構造になっているものの、浸水高よりも低い位置を通っているものと思われます。
総合車両所のような重要施設の立地には地盤の嵩上げが必要と思われ、協定資料にも「盛土・基盤整備建設工事」との文言があることから、何らかの対策は考えているのではないかと思います。
周辺は耕地整理されていて、区画は整理されています。
用水路などの切回しも検討しているようです。
地区内には数か所の踏切があり、線路を行き来する車がそこそこいます。資料によると、道路の切回しについては、「今後関係者と協議を進めてまいります」とされています。
正面付近が総合車両所の予定地付近です。
線路を横断する都市計画道路も存在しますが、協定資料を見る限りそれを整備するようなことは書かれていません。
鉄道駅ができると周辺もそれなりに開発されることになりそうですが、そのあたりのバランスをどういう風に取っていくつもりなのか気になるところではあります。(市街化調整区域の網をどれくらい外すつもりなのかも含めて)
小田急線の南側の同じように田畑が広がっています。
南側の整備は資料には特に書かれていません。
撮影日:2023年9月28日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
又その後の、記事お願いします
新駅はどこにできるのだろう?
伊勢原7号踏切付近?
けど、アクアクリーンセンターが邪魔になりそうだし…。
伊勢原市都市計画図だとアクアクリーンセンターの北側っぽいですねー
相模大野と同じように、新駅止まりの列車がそのまま車庫にまっすぐ入庫するのかな?
このあたりも市街化調整区域となるのでしょうか、とりま踏切の拡張をしないとトラックが246から通れないのですが。ね。
現在は市街化調整区域です。
現時点で市街化区域への編入等を示す資料は見当たりませんし、整開保の記載も間に合っていない状況ですが、今後新駅を契機としたまちづくり計画の進展が見られれば、市街化区域への編入の話も当然上がってくるのではないかと想像しています。