横浜市青葉区で事業が始まった横浜国際港都建設計画道路3・3・50号恩田元石川線(鉄地区)の進捗状況を見てきました。
横浜上麻生道路からすすき野に至る区間で道路を新設・拡幅するもので、2022年5月31日に都市計画法の事業認可を得て横浜市が事業を始めた路線です。現在の桐蔭学園の真ん中の道は拡幅する形になる計画です。
事業概要
横浜国際建設計画道路3・3・50号恩田元石川線は横浜市青葉区すみよし台から横浜市青葉区元石川町に至る延長約5860mの都市計画道路です。
このうち、上記図で示した約1240mの区間では、道路を新設・拡幅する事業が行われています。施行者は横浜市で、幅員22mの2車線の道路となる計画です。
施行者 | 横浜市 |
延長 | 約1240m |
幅員 | 22m |
車線数 | 2 |
施行期間 | 2022年5月31日~2031年3月31日 |
2022年5月31日現在 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
事業区間の南端です。鉄小学校の南東角です。前方道路の写真右側に道路ができる計画です。
横浜市役所のサイトによると、2021年度末の用地取得率は26%、事業執行率は0%とのことです。(先行取得地や現道用地も含んだ数字と思われます)
ここから南側についても道路の計画はありますが、現在のところ事業化されていません。横浜市役所のサイトに掲載されている2016年3月現在の「都市計画道路の優先整備路線」によると、着手時期は未定となっています。
横浜上麻生線の旧道と、桐蔭学園女子部入口交差点西側で交わります。この先はしばらくの間道路が新設される区間となります。
現道にあたる桐蔭学園女子部入口交差点からの道路は、一部区間で歩道が存在しないほか、桐蔭学園女子部入口交差点には隅切りが存在しないなど、危険な道路になっています。
写真②付近からこの付近に接続する計画で、ここから北側はおおむね現道を拡幅する計画です。
この先は概ね東側(写真右側)に拡幅する計画です。
民家は少なく、事業所や畑地、桐蔭学園の駐車場などが点在している箇所になります。一部に先行取得した土地が見られます。
この付近は両側に桐蔭学園があり、渡り廊下が道路を横断しています。
この先は一部西側(写真左側)に拡幅する箇所があります。
桐蔭学園の下校時間と重なり生徒が多かったため撮影は控えましたが、この先の横浜総合病院前交差点は、現在は右折してすすき野方面へ向かっていますが、拡幅後は直進してすすき野方面に向かうようになるようです。
事業区間の北端では、嶮山第一土地区画整理事業、嶮山第二土地区画整理事業などによって整備された中央分離帯を含む2車線の幅の広い道路に接続しています。
これから造られる道路もここと幅員・車線数は同じものの、歩道がやや広がった構成となる計画のようです。
すすき野付近では、横浜市営地下鉄ブルーライン延伸区間の新駅計画があり、これへのアクセスも期待されます。
撮影日:2022年9月10日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)
コメント
中秋の名月も過ぎ、白露の節とは思えない暑い日差しの下の丹念な記事、いつも本当にありがとうございます。
この辺りは桐蔭学園や横浜総合病院がある為に通学バスや救急車が多い割には道が細くて前から心配でした。やっと工事が始まるとのことで本当に良かったと思います。
まずは用地買収からですので実際に工事が始まるのは10年とか先になると思いますが、ひとまずは着手ということでよかったと思います。
この北側の美しが丘方面も計画はあるので、それができるとより便利な道路になると思います。