川崎市多摩区の登戸駅周辺で行われている登戸土地区画整理事業の進捗状況を見てきました。
前回の訪問は今年の2月で、まだ5ヶ月ほどしか経過していませんが、また少し変化がありました。
事業概要
登戸土地区画整理事業は川崎市多摩区で事業が行われている土地区画整理事業です。周辺には南武線・小田急小田原線の登戸駅や向ヶ丘遊園駅があります。
施行者は川崎市、1988年3月に都市計画決定、1988年9月に事業計画決定を行い、現在も事業が続けられています。
施行者 | 川崎市 |
施工面積 | 約37.2ha |
事業施行期間 | 1988年9月16日~2026年3月31日 |
2020年9月17日現在 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
登戸駅西側
小田急線登戸駅西側の図に示す道路(写真①~②間)は、2021年8月上旬に交通開放される予定であると、お知らせが掲示してありました。
土地区画整理事業に伴い、2019年7月から通行止めとなっていたもので、道路の再整備と区画の整理を行い、約2年ぶりの開放となります。
現在、この通りの道路は完成していますが、沿道で建物の建設が進められていて、単管柵によって通れなくなっています。
かつてのこの道路はもう少し狭く、個人商店が立ち並んでいました。
区画整理後は4,5階建ての建物が建設中ですが、どのようなお店ができるのでしょうか?
JR南武線の下河原踏切付近も拡幅が完了。踏切は広がっていません。
登戸2号線
登戸駅と向ヶ丘遊園駅を結ぶ大通り「登戸2号線」の沿道にも建物が建ち始めています。
生和コーポレーション、大東建託、オープンハウス、スターツ・・・有名どころの看板をよく見ました。
道路の建設も進行中。登戸駅側から向ヶ丘遊園駅方面に向けて順に建設されているような状況です。
現在行われている工事は「令和2年度登戸土地区画整理事業都市計画道路登戸2号線道路築造(電線共同溝)(その2)工事」で、2021年9月30日までの予定で、矢島建設工業株式会社が施工しています。
電柱が立てられてはいますが、電線共同溝も整備しているようなので、いずれ地中に引き込むのでしょう。
この登戸2号線ですが、川崎市と沿道権利者が勉強会を行い、2021年4月に目指すまちの将来像を「まちづくりコンセプトブック」としてとりまとめています。まちづくりコンペなんかで出てきそうなことが列挙されているような感じはしなくもないですが、実現したらいいですね。
民家や庭木が撤去されたことにより、登戸側まで見通せるようになっていました。(2021年2月の写真)
現在行われている工事は「令和2年度登戸土地区画整理事業都市計画道路登戸2号線他道路築造等(電線共同溝)(その3)工事」で、2021年9月30日までの予定で、清生土木有限会社が施工しています。
オーケーストア
写真⑥の位置にはオーケー登戸店が6月22日にオープンしました。
中央銀座商店会
工事は向ヶ丘遊園駅周辺まで迫っていました。
多摩区役所~向ヶ丘遊園駅前を結ぶ「登戸1号線」でも工事が進められていました。
現在行われている工事は「令和2年度登戸土地区画整理事業都市計画道路登戸2号線他道路築造等(電線共同溝)(その3)工事」で、2021年9月30日までの予定で、清生土木有限会社が施工しています。
この道路は将来的に無くなる計画です。
※折れている電柱は補修手配済みのようです
区役所通り登栄会商店街
向ヶ丘遊園駅から北西へ伸びる区役所通り登栄会商店街にも建物解体の波が押し寄せていました。
今後道路も再整備される計画で、タウンニュースによると、まちづくり検討会では一方通行化に向けた検討も行われているとのことです。
撮影日:2021年7月10日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
鉄道系のの動画では小田急線の登戸、向ヶ丘遊園駅間の4線化出来そうな、余地が線路沿いに空いていると話題になっていました。小田急から4線化のアナウンスはまだ無い様子でした。
複々線化用地については前回記事に若干記載していますのでご覧ください。