豊島区で事業が行われている補助第26号線(千早)の進捗状況を見てきました。
要町通りと交わる要町三丁目交差点から南側を拡幅するものです。
特定整備路線に選定されています。
事業概要
補助第26号線は品川区東大井一丁目から板橋区氷川町に至る延長約22,350mの都市計画道路です。このうち上記で示した区間では、「千早区間」として道路を新設する事業を行っています。
施行者は東京都で、都市計画法の事業認可は2013年10月28日です。事業延長は約460mで、幅員20mで2車線の道路となる計画です。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約460m |
幅員 | 20m |
車線数 | 2 |
事業施行期間 | 2013年10月28日~2025年3月31日 |
2021年4月12日現在 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
補助第26号線
補助第26号線では上記図の通り事業を行っています。他の区間の記事については下記よりご覧ください(未掲載箇所あります)。
大山中央
千早
南長崎
江原町
江古田
東北沢
代沢
三宿
目黒中央町
平塚橋
豊町
写真等
撮影位置はこの通りです。
都立千早高校の前付近が事業区間の南端です。概ね西側(写真左側)に拡幅する形になります。
写真左側の柵の中を見るとわかるように、この付近(写真②手前まで)の西側(左側)の排水管設置工事と電線共同溝整備工事は2019年に行われ完成しています。
※この後ろ側(南側)は東長崎駅付近まで拡幅が完了しています。
このように西側(左側)に用地の取得が進められています。
東京都のサイトによると、2020年4月の用地取得率は74%とのことです。
要町通りと交わる要町三丁目交差点には右折レーンがありません。
私が見ていた限りでは特に滞留している様子は見られませんでしたが、時間帯によっては混むのでしょうか?
右側の橙色の建物付近まで拡幅します。
2021年度の年間発注予定によると、今年度は「排水管設置工事及び電線共同溝設置工事」が予定されているとのことで、今後工事が進んで行きそうな道路です。
おまけ
この区間の認可の看板は、これまでに見たことないくらいゴツかったです。
何かの流用なのかなと思いましたがそうでもないようで……何故なんだろう?
撮影日:2021年3月30日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
要町三丁目交差点ですが、実は補助26号線同士で互い違いに青信号を出すサイクルになっています。
そのため、両方向とも滅多なことで混雑はしません。
この特殊なサイクルの影響か、交差する要町通り側の青信号が短めになっており、左折車両で時折滞留する光景が見られますが…
(スーパーと駅がある関係か歩行者・自転車の横断量が多目な為。)
そうでした。
この日は江古田から大山まで一気に見て回ったのですが、どこかで変則的な交差点があったなと思っていましたが1ヶ月経ってから本文を書いていたのでどこだか忘れていました。
補助26号はねー。
1927年8月に都市計画決定した、当時の「補助線道路」107路線のうちの、1,10,14,20,29,36,47号線を、1946年の戦災復興都市計画道路を決定した際に、まとめて、やや強引に繋げた路線なんですねー。
大きな街路と交差するところで何とも微妙にカクっと曲がってるのはそのせいですねー。
ルート立案にかかわった永田秀次郎さんはねー。太平洋戦争中にフィリピンでマラリアに罹患して亡くなっちゃいましたねー。
超有名マンガ「夕凪の町、桜の国」このタイトルの「桜の国」というのは、補助26号線の桜並木のことですねー。
これは、戦争で焼け野原になった中野で、窪寺伝吉さんと甥の窪寺登さんが頑張って植えたんですねー。
東京の都市計画道路のなかでも、ひときわ、歴史にまみれた道路ですよねー。
https://www.timr.or.jp/library/docs/mrl1003-01-08.pdf
これみると、戦前の補助26号に該当する補助道路はちゃんと繋がってますね。