東久留米市で事業が行われている東村山3・4・21号小平久留米線(第1工区)の進捗状況を見てきました。
場所は東久留米駅と清瀬駅の中間付近で、直角カーブとなっているさいわい通りから小山通りまで道路を新設する事業です。
事業概要
東村山3・4・21号小平久留米線は東久留米市柳窪三丁目から東久留米市氷川台二丁目に至る延長約5,670mの都市計画道路です。このうち、上記で示した区間では道路を新設する事業を行っています。
事業認可は2019年5月30日で、施行者は東久留米市です。
既に供用されているさいわい通りから小山通りまでの区間に道路を新設します。東村山3・4・21号小平久留米線の事業延長は約610mです。なお、事業地の一部に東村山3・4・12号田無久留米線(約80m)を含みます。
道路は幅員16mで、標準的な2車線の道路となる計画です。
東久留米市ではこの区間を第1工区として位置付けており、そのほか第2工区、第3工区も事業を行う予定です。第2工区については2020年に事業認可を取得しています。
施行者 | 東久留米市 | |
延長 | 3・4・21 | 約610m |
3・4・12 | 約80m | |
幅員 | 16m | |
事業施行期間 | 2019年5月30日~2027年3月31日 | |
2020年10月31日現在 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
撮影位置はこの通りです。
現在直角カーブとなっているさいわい通りの先に延伸します。この直角カーブは丁字路となる計画です。
今回の事業認可区間には、この直角カーブ周辺のすでに供用済みの道路も含まれています。道路新設に合わせて改修するのでしょう。
東久留米総合高校通りに面する部分では既に用地取得した土地が見られました。
この道路は抜け道となっているようで、時折道路幅員に見合わないスピードを出す車が見られました。
道路は奥に見える坂本橋付近で黒目川を横断する計画です。
この付近の黒目川は1970年台頃に現在のように整備されたようで、正面右側の桜の木がある部分は旧河道になります。道路はこの旧河道の一部を通過します。
この都市計画道路の建設にあたっては、建設に反対する住民らが「黒目川を守る会」を結成しているようで、一部の市議会議員などが支援しているようです。
坂本橋の周辺には、会によるビラやのぼりが設置されていて、河川を管理する東京都建設局北多摩北部建設事務所が「のぼり旗等を設置することは禁止」との注意書きを掲載しています。その注意書きに対し憲法21条で応酬している様子が見られます。
いいんですけど、ビラに書いてある「16mの道路の橋はこんな感じ」って新小金井街道の写真を載せているのは、あれ18mなんだけどなぁ。あと、厳密には公園ではないはずです。
黒目川を横断すると、少し崖地になっています。
事業区間は小山通りまでとなっています。小山通りから北側は第2工区として既に事業認可を取得しています。
この小山通りも抜け道として利用されているようで、道路幅員のわりに交通量がありました。
個人的には東久留米駅~清瀬駅の東西方向の道路を先に作るべきなんじゃないかと思わなくもないですが。
撮影日:2020年10月21日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
この近所に住んでるものです。
①と②の間の畑の用地取得が完了したようで、管理用地の工事に関する看板立ってました。
狭い道が抜け道として使われてるので早い開通を待ち望んでますが、反対運動が影響しないか心配しております。
情報ありがとうございます。
ここを見に行った10月21日の時点で既に作物を植えていなかったので気になっていましたが、用地取得されたのですね。