国分寺市で事業が行われている国分寺3・4・6号小金井国分寺線の進捗状況を見て来ました。西武国分寺線交差部でアンダーパスによる立体交差を整備するものです。
2024年には西武国分寺線西側で排水管設置工事・補償代行工事が行われていましたが、今回、東側でも排水管設置工事が始まっています。

事業概要
国分寺3・4・6号小金井国分寺線は国分寺市本多五丁目から国分寺市日吉町三丁目に至る全長2,880mの都市計画道路です。
このうち、東恋ヶ窪および西恋ヶ窪地内において事業が行われています。
2013年4月16日に事業認可を得て東京都が事業を行っています。事業延長は約470mで、計画幅員は16m~26mです。西武国分寺線とは立体交差します。
この道路は1966年に国分寺市が事業に着手したものを、2013年に東京都が引継ぎ、現在は東京都が事業を行っているものです。
市議会録によると、過去の経緯から、用地折衝は国分寺市が行っています。
基本データ
施行者 | 東京都 |
延長 | 約470m |
幅員 | 16~26m |
事業施行期間 | 2013年4月16日~2031年3月31日 |
2025年3月24日現在 |
用地取得率の推移
※データ出典は各点にカーソルに合わせた際に表示します。
※取得できたデータのみ表示しています。
※市議会答弁は日付の言及があるものはその日付、ないものは発言の日時点
最近の発注状況
工事 | ||
---|---|---|
発注年度 | 工事名称 | 受注者 |
2023年度 | 街路築造工事のうち擁壁設置工事及び排水管設置工事(5北北-国分寺3・4・6) | 成友興業株式会社 |
2024年度 | 街路築造工事に伴う搬入路設置工事及び排水管設置工事(6北北-国分寺3・4・6) | 不調 |
2024年度 | 街路築造工事に伴う搬入路設置工事及び排水管設置工事(6北北-国分寺3・4・6)その2 | 不調 |
2025年度 | 街路築造工事に伴う搬入路設置工事及び排水管設置工事(7北北-国分寺3・4・6) | 世紀東急工業株式会社 |
委託 | ||
---|---|---|
発注年度 | 委託名称 | 受注者 |
※これ以前は情報収集していません | ||
2023年度 | 地質調査(5北北-国分寺3・4・6) | 株式会社トラバース |
2023年度 | 道路詳細補足設計(5北北-国分寺3・4・6) | 中央復建コンサルタンツ株式会社 |
2023年度 | 地下水調査委託その7(5北北-国分寺3・4・6) | 株式会社日本インシーク |
2024年度 | 地下水調査委託その8(6北北-国分寺3・4・6) | 興亜開発株式会社 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
この道路の記事一覧
写真等

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ)
工事図面によると、この工事では、西武国分寺線東側で排水管の設置を行うほか、歩行者通路として暫定利用されている通路を付け替えるとともに、西武国分寺線西側で道路の付替えを行うもののようです。
アンダーパス建設工事を行うため、工事および構造物の支障となる物の切回しを行うのが目的かなと思われます。
なお、この工事は2024年度にも2回入札に掛けられましたが、いずれも不調となっていました。

既に用地の取得は完了しています。
現道がかなり狭いこともあり、道路予定地に歩行者通路が暫定的に設けられています。

現在の歩行者通路はやや中央寄りに設置されていますが、図面によるとこれを南側に移設する計画のようです。また、道路予定地は大部分が土になっていて、これを砕石舗装に置き換えるようです。
排水管の設置は写真②の右側に設置するようです。現在は一部表土をはぎ取っている程度で、大規模な掘削は始まっていません。

西武国分寺線西側では、2024年度に排水管の設置と、擁壁の補償代行工事が行われました。既にその工事は完了しています。
今回の工事では、北側に抜ける道路の付替えや、場内の砕石舗装などを行うようです。
北側に抜ける道路を線路から離れた位置に移設することで、アンダーパス工事の施工ヤードを確保するのかなと想像しています。

前回訪問時と比較すると、仮囲いができて景色が変わっています。

前回工事で、写真④~⑤間でヤード整備や、隣接民地の重量ブロック積擁壁による補償代行工事が行われ、既に完了しています。
歩行者が通れる部分は大きく変わっていません。
撮影日:2025年10月13日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント