羽村市とあきる野市の間に架かる多摩川の羽村大橋の拡幅の進捗状況を見て来ました。
橋梁拡幅に先立ち、現在の橋の補修工事が進められています。

事業概要
羽村大橋は多摩川に架かるあきる野市と羽村市を結ぶ橋です。道路は都道250号あきる野羽村線です。現在の橋は1974年に竣工したもので、計画幅員の半分(将来の下流側橋)を上下線で供用しています。
現在、都市計画道路線形を基本に、現在の橋の上流側に橋を架け、拡幅する事業が行われています。将来的には上下線を分離した構造になる計画です。
既設橋の補修工事のあと、橋を新設する計画です。
| 工事 | |||
|---|---|---|---|
| 発注年度 | 工事名称 | 受注者 | 当初契約額(税込) |
| ※これ以前は情報収集していません | |||
| 2023年度 | 羽村大橋事業地整備工事 | 旭建設株式会社 | |
| 2024年度 | 羽村大橋補修工事 | 双栄基礎工業株式会社 | 82,863,000円 |
| 委託 | |||
|---|---|---|---|
| 発注年度 | 委託名称 | 受注者 | 当初契約額(税込) |
| ※これ以前は情報収集していません | |||
| 2023年度 | 羽村大橋環境調査委託(その25) | 株式会社セルコ | |
| 2023年度 | 羽村大橋地質調査(その3) | 株式会社ダイエーコンサルタンツ | |
| 2023年度 | 羽村大橋(上流橋)搬入路予備設計 | 株式会社エイト日本技術開発 | |
| 2023年度 | 羽村大橋(既設橋)補修設計 | 富士技研センター株式会社 | |
| 2023年度 | 羽村大橋環境調査委託(その26) | 株式会社セルコ | |
| 2023年度 | 羽村大橋(上流橋)橋梁補足設計 | 株式会社エイト日本技術開発 | |
| 2024年度 | 羽村大橋環境調査委託(その27) | 株式会社セルコ | 9,020,000円 |
| 2024年度 | 羽村大橋(既設橋)補修補足設計 | 富士技研センター株式会社 | 18,997,000円 |
| 2024年度 | 羽村大橋環境調査委託(その28) | 株式会社環境トリニティ | 3,740,000円 |
| 2025年度 | 羽村大橋(上流橋)橋梁補足設計(その2) | 株式会社エイト日本技術開発 | 137,610,000円 |
| 2025年度 | 羽村大橋環境調査委託(その29) | 株式会社環境トリニティ | 10,890,000円 |
| 2025年度 | 羽村大橋環境調査委託(その30) | 株式会社セルコ | 4,445,100円 |
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タグ:羽村大橋橋梁整備事業
写真等

現在の羽村大橋は、1974年6月に竣工した橋梁です。計画されている幅員の下流側半分のみが完成している状況です。このため幅員が狭く、羽村大橋東詰交差点を先頭とした渋滞が発生することがあります。
このため、計画幅員に橋を完成させるべく、現在の下流側橋の上流側に橋梁を新設し拡幅する計画です。
一方で、現在の下流側橋は竣工から50年以上が経過し経年劣化が進行しており、工事スペース確保の観点などから、橋梁を新設する前に補修工事を進める計画です。
2025年度からは、羽村市側で補修工事が進められています。

既に足場が組み立てられ補修工事が進められています。
補修内容は、ひびわれ注入工、断面修復工、沓座モルタル補修工など、コンクリート橋の一般的な補修内容です。
入札情報サービスによると、2024年度に発注された補修補足設計では、下部工18基や伸縮装置設計、橋面防水工設計など、今回の工事では含まれていない区間や内容が含まれていると見られます。
工事説明会資料によると、補修工事は区間を分けて実施し、およそ4年かかる計画とされています。今後も補修工事は発注されると見られます。
撮影日:2025年10月29日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。








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