八王子市で事業が行われている八王子3・4・61号御陵甲の原線の進捗状況を見て来ました。
道路は引き続き用地取得が行われていますが、交差する浅川で堤防の設置工事が行われていました。
事業概要
八王子3・4・61号御陵甲の原線は八王子市東浅川町から八王子市滝山町二丁目に至る延長約6,800mの都市計画道路です。このうち上記で示した通り、南側約294m、北側約391mの区間で道路を新設する事業を行っています。
施行者は八王子市で、都市計画法の事業認可は2017年6月21日です。一般部の幅員は16m、橋梁部の幅員は16.8mで、2車線の道路となる計画です。
基本データ
施行者 | 八王子市 | |
事業延長 | 北側 | 約294m |
南側 | 約391m | |
合計 | 約685m | |
幅員 | 一般部 | 16m |
橋梁部 | 16.8m | |
事業施行期間 | 2017年6月21日~2031年3月31日 | |
2024年3月14日現在 |
事業者ウェブサイト
最近の発注状況
発注年度 | 委託・工事名称 | 受注者 |
工事 | ||
なし |
委託 | ||
※これ以前は情報収集していません | ||
2017年度 | 八王子都市計画道路3・4・61号御陵甲の原線流況解析に伴う河道基本設計委託 | 株式会社建設技術研究所東京本社 |
2019年度 | 八王子市都市計画道路3・4・61 号線橋梁等詳細設計委託 | 大日本コンサルタント株式会社 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
北側の工区
秋川街道と交わる東楢原交差点から南側が事業区間です。
交差点近傍で用地取得した土地が見られます。
中央自動車道E20の北側では、道路予定地を除いて宅地分譲がされていました。
少し古い情報ですが、八王子市議会録によると、2022年度末の用地取得率は約59%とのことです。
中央自動車道E20の南側でも用地取得が進んでいます。ほとんどの箇所で取得が完了しているのではないかと見られます。
南側の工区
浅川を橋梁で跨ぐ予定で、すでに詳細設計などが発注されていますが、橋梁そのものの工事は始まっていません。
また、道路とは直接的な関係はありませんが、浅川の堤防設置工事が行われました。
この区間の浅川には堤防が存在していませんでしたが、今回の工事で堤防が整備されました。
堤防の工事自体は河川管理者である東京都の事業で、都市計画道路を整備する事業とは直接関係ありません。
工事件名は「浅川整備工事(その101)」で、東新緑地株式会社が施工しました。
都市計画道路と交差する区間の堤防は「仮設堤防区間」となっていて、大型土嚢による暫定的な堤防となっています。
都資料によると、この区間は都市計画道路の橋梁整備時に本節堤防を整備する予定です。
その他の区間についても、現在は堤防上の舗装や堤防緑化が未施工で、今後の工事で整備するのではないかと思われます。
橋梁の長さは130mほどの長さになると思われ、そこそこの長さです。
現時点では特に変化はありません。
浅川の南側は用地取得箇所がほとんどないと思われますが、現時点では工事は行われていません。
撮影日:2024年11月4日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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