暫定2車線で交通開放されている調布保谷線(三鷹・武蔵野区間)の4車線化工事が始まったので見てきました。
事業概要
調布保谷線のおさらい
調布保谷線は調布市~西東京市に至る都市計画道路で、多摩南北道路の1つです。道路名称としては鶴川街道や、武蔵境通り、伏見通りなどが設定されています。
2000年前後に一部区間を除き幅員36mに都市計画変更を行い、西東京区間、三鷹・武蔵野区間、調布区間、多摩川原橋区間で工事を行ってきました。
三鷹・武蔵野区間
三鷹・武蔵野区間については2002年(平成14年)7月3日に事業認可を得て東京都が事業を進めてきました。このうち、野崎八幡前交差点~上連雀通り北交差点については用地取得の遅れなどから暫定2車線で開放されていました。
現在も事業は進められており、今春より2工区に分けて4車線化工事が始まりました。
ちなみに、都市計画事業は2019年3月28日に事業期間が延長され、2023年(平成35年)3月31日までとなっています。
この道路(区間)は歩道などを除きおおむね完成しています。
調布保谷線は多摩川から埼玉県境に至る一連の都市計画道路です。東京都の多摩南北道路主要5路線に位置付けられています。このうち、上記図で示した三鷹3・2・6号調布保谷線、武蔵野3・3・6号調布保谷線の区間では、三鷹・武蔵野区間として事業が行われています。
施行者は東京都。2002年7月3日に事業認可を受けています。
事業延長は約3,070m、幅員36mで4車線です。両側に幅員10mの環境施設帯が設けられているのが特徴です。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約3,070m |
幅員 | 36m |
事業施行期間 | 2002年7月3日~2023年3月31日 |
2020年7月8日現在 |
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写真等
北側
上連雀通り北交差点から南側は暫定2車線で開放されています。
この付近は用地取得はほとんど終わっていて、ガードレールによって車線が減らされている状況です。反対側車線についても同様です。
ここ上連雀通り北交差点~三鷹配水場付近は「街路築造工事のうち車道舗装工事(30北南-三鷹3・2・6)その2」が始まりました。受注者は世紀東急工業株式会社で、7月12日までの予定です。
工事内容は、舗装の切削オーバーレイ工とともに4車線化します。
このような暫定2車線が野崎八幡前交差点まで続きます。
自転車歩行者道はアスファルト舗装で開放されていますが、今後別工事にて最終的な整備が行われるものと思われます。(今回の工事では含まれていない)
塚交差点付近は用地取得が遅れていましたが、2017年末ごろに用地取得がなされ整備されました。
2018年9月からは街路築造工事及び電線共同溝設置工事(30北南ー三鷹3・2・6)が行われ、11月と翌年2月に車線切替があり、3月27日現在工事は終了しています。※暫定2車線
ここでも上記工事により4車線化が行われます。
南側
三鷹配水場付近~野崎八幡前交差点付近は別工事「街路築造工事及び車道舗装工事(30北南-三鷹3・2・6)その2」によって4車線化が行われる予定です。
3月27日時点では工事は行われていませんでしたが、入札情報によると、株式会社NIPPOが9月12日までの予定で工事を行うようです。
野崎付近でも用地取得が遅れていましたが、昨年夏に用地取得されました。
まもなく行われる工事でこの部分も4車線化されます。
この交差点角には洋服の青山がありましたが、2018年9月から解体工事が行われ用地取得が行われました。
ここでも4車線化工事が行われる予定です。なお、調布側の左折専用レーンは左折直進レーンに変更予定です。
撮影日:2019年3月27日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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