鶴川団地センター街区建替えへ　現地に案内掲示

町田市にあるUR都市機構の鶴川団地のうちセンター街区で、建替えに向けた案内が掲示されていました。

かなり前から建替えにむけた話は上がっており、建設系新聞でも取り上げられていたほか、2023年12月末には一部住棟の1階商店で閉店が進んでいました。建替えにむけたURの掲示物を現地で見るのは今回が初めてです。

鶴川団地は、小田急線鶴川駅からバスで5～10分ほどの場所にある住宅団地で、当時の日本住宅公団（現：都市再生機構（UR都市機構））が周辺住宅地もあわせた区域で行った土地区画整理事業の域内に1960年代に整備しました。

分譲棟と賃貸棟があり、分譲棟は各管理組合が、賃貸棟はUR都市機構が管理しています。

センター街区の建替え

このうち、UR都市機構が管理する賃貸棟のうち、センター街区と呼ばれる7-1～7-4号棟の4棟について建替えを行う旨、7-3号棟にお知らせが掲示されていました。

「お知らせ」によると、7-3号棟を2025年度から工事を行い、順次工事を行う模様です。

現地の掲示物はこれら2枚のみで、建替え後の絵や計画図は一切ないものの、イメージや文章などから、「センター街区」としての趣を残した建て替えとするのではないかと思われます。

センター街区は、4棟が広場を囲むように配置されていて、それぞれの1階部分には商店が入っています。鶴川団地センター名店街（商店街、名店会など呼称ブレあり）といい、私自身小さい頃から出入りしていますが、テナントの入れ替わりは少なからずあるものの、空きテナントはかなり少なく、そのことが一昔前にも新聞で取り上げられていた気がします。

ただ、2019年12月23日から南側広幅員道路の駐車禁止取り締まりを所轄警察が開始したことで、客足がかなり減ったような気がしてなりません。

広場は「太陽の広場」と呼ばれ、夏にはお祭りが行われ、団地以外の人も集まる場となっています。（最近は秋に開催

「お知らせ」によると、この4棟のうち、南側に位置する7-3号棟を先に解体する模様です。

これ以外の棟は2022年に外壁の塗替えが行われましたが、この棟のみ塗替えから除外されていました。

7-3号棟のテナントは、一部を除いて2023年12月に閉店をしたほか、上部の居住部分についても、空室となっている模様です。

なお、7-3号棟以外の棟のテナントについては引き続き営業しています。

UR都市機構東日本賃貸住宅本部の2024年度年間発注予定（第1回）には、「鶴川他２団地基盤整備工事」が掲載されています。
けやき台団地や小平団地も含む工事のようで、各団地何を行うか詳しい内容は不明ですが、解体工が含まれています。

北西2棟解体済み

2023年には、北西にあった6-3、6-4号棟が解体されました。現在も更地の状態が続いています。

地元国会議員の広報誌などにはこのほかの検討も書かれているのを見たことがありますが、現時点でURの公式資料ではその他方策については見たことがありません。

エレベータ設置

鶴川団地は5階建てを中心とする住宅が立ち並んでいますが、多くの住棟でエレベータの設備は存在していません。

一部住棟では後付けでエレベータの設置が行われましたが、現在、一部住棟でさらに後付けのエレベータ設置が行われています。

現在工事が行われているのは、1-4、1-5、1-6、1-10号棟の計4棟、エレベータ計11機です。

工事件名は「Ｒ０５鶴川団地５－１－４号棟他３棟中層エレベーター設置その他工事」で、不落随契により株式会社淺沼組が施工しています。

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タグ：鶴川団地再生

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2024.07.032024.07.03

撮影日：2024年6月8日　記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。