相模原市緑区で事業が行われている相模原3・5・7号相原宮下線の進捗状況を見て来ました。
2025年3月に都市計画法の事業認可を取得した路線ですが、用地の取得はそれ以前から進められています。

事業概要
相模原3・5・7号相原宮下線は、相模原市緑区相原五丁目から相模原市中央区宮下本町二丁目に至る延長約5,230mの都市計画道路です。このうち上記で示した区間では、道路を新設する事業を行っています。
施行者は相模原市で、都市計画法の事業認可は2025年3月28日です。事業延長は約840m、幅員16mの道路となる計画です。
基本データ
施行者 | 相模原市 |
延長 | 約840m |
幅員 | 16m |
事業施行期間 | 2025年3月28日~2031年3月31日 |
2025年3月28日現在 |
用地取得率の推移
※データ出典は各点にカーソルに合わせた際に表示します。
※取得できたデータのみ表示しています。
※市議会答弁は日付の言及があるものはその日付、ないものは発言の日時点
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
この道路の記事一覧
写真等

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ)

ドラッグストアのセイムスがある相原2丁目交差点から西側が事業区間です。
幅員16mで2車線の標準的な幅の道路となる計画です。
この東側、JR横浜線をくぐる相原元橋本立体は2015年3月29日に開通しており、それ以降、この近辺の交通状況は大きく変わりました。とりわけ、橋本駅近郊やJR横浜線をかわせる数少ない道路ということもあって、曜日や時間帯によっては混雑します。
この相原2丁目交差点も、歩車分離式で車両用信号の青の時間がやたらと短いので、混雑に拍車を掛けている感じはしなくもないです。
さて、相模原3・5・7号相原宮下線は、この先ほぼまっすぐに整備される計画で、2025年3月28日に都市計画法の事業認可を相模原市が取得しています。
なお、用地の取得はこれ以前から進められており、相模原市議会録によると、2007年と2008年に事業説明会を、2012年と2015年に説明会を開催し、2023年答弁時点での用地取得率は約50%とのことです。また、2025年7月に事業認可取得に関する説明会が開催されています。

先行して取得していた事業地の東側の用地取得が進んでいる状況で、場所によってはまとまった取得用地も見られます。
近隣は戸建て住宅が中心で、畑も点在している状況です。

これまでのところ工事は行われてないと見られます。
市議会答弁によると、近隣で別途事業中の都市計画道路相原大沢線の完了後に工事着手する考えが示されています。
相原大沢線についてはこちら


用地取得の開始が遅い西側は、取得済み用地はあまり見られません。
ただ、現在も解体中の家屋が見られるなど、事業を進めてはいるようです。

事業区間の市道相原大島は、2車線の道路で、北に行くと町田街道のコインランドリー(旧セブンイレブン)がある丁字路まで、南に行くと二本松・県道48号(鍛冶谷相模原)を経て、田名方面まで行ける道路です。
市道相原大島は、部分的に広い場所もありますが、幅員12mで、接続時に右折レーン設置は厳しい幅です。
相模原3・5・7号相原宮下線は、都市計画道路としては県道506号(八王子城山)まで続いています。相模原市の『第2次相模原市新道路整備計画』では優先整備箇所には挙げられていませんが、相模原市の事業認可説明会資料では「次期検討区間」と色付けがされています。ごく一部に土地区画整理事業で先行して用地が確保されている箇所があります。
撮影日:2025年9月27日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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