小川駅西口地区再開発 タワマン工事進む 小川駅駅舎も建替えへ 2024.11

小平市小川駅西口で行われている再開発事業の進捗状況を見て来ました。再開発事業に伴い建設されるタワーマンションの建設が4階付近まで進んでいました。

西武国分寺線・西武拝島線の小川駅では、駅舎の建替えに向けた基本協定を西武鉄道と小平市で結んだことが11月13日に発表されています。

事業概要

小川駅西口地区第一種市街地再開発事業小平市の小川駅西口で事業が行われている市街地再開発事業です。

施行者は小川駅西口地区市街地再開発組合で、1992年に再開発協議会が設立、2007年5月27日に準備組合が設立され、2018年8月10日に都市計画決定、2020年4月17日に組合設立が認可されました。

面積は約1.2ha、事業施行期間は2026年3月31日まで(予定)です。この事業により、高さ98mの再開発ビル等が建設されるほか、未整備であった西口交通広場も整備されます。

関連事業

再開発事業に関連して、再開発事業とは別に、小平市が小川駅西口地下自転車駐車場と、再開発ビルと駅舎を繋ぐデッキを整備する計画です。

これらの事業の最近の発注状況は以下の通りです。

地下自転車駐車場
発注年度委託工事名称受注者
※2018年度以前は情報収集していません
2021年度 小川駅西口地下自転車駐車場施工計画検討等業務委託株式会社オオバ 東京支店
2023年度令和5年度小川駅西口地下自転車駐車場実施設計業務委託株式会社オオバ 東京支店
2023年度小川駅西口地下自転車駐車場電気設備等修正設計業務委託株式会社オオバ 東京支店
2024年度小川駅西口地下自転車駐車場整備に係る地質調査業務委託(その2)大洋基礎工業株式会社
2024年度小川駅西口地下自転車駐車場整備に係る地質解析業務委託株式会社オオバ 東京支店
2024年度小川駅西口地下自転車駐車場整備に係る地質調査業務委託大洋基礎工業株式会社
2024年度令和6年度小川駅西口地下自転車駐車場実施設計業務委託株式会社オオバ 東京支店
再開発ビルと駅舎を繋ぐデッキ
発注年度委託・工事名称受注者
※2018年度以前は情報収集していません
2020年度 小平駅西口ペデストリアンデッキ基本設計業務委託
(※小川駅の誤記と見られる)
株式会社オオバ 東京支店
2022年度 小川駅西口ペデストリアンデッキ実施設計準備業務委託株式会社オオバ 東京支店
データ収集期間:工事すべて、委託2019年度~(それ以前は収集していません)
最終更新日:2024年12月15日

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など

また、2024年11月13日には、小川駅東西自由通路の整備と、小川駅駅舎の建替えを行う事業を行うため基本協定が結ばれたことが公表されました。
自由通路整備に関してはこちら

この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

西側から見た様子

西武国分寺線・拝島線の小川駅西側では、2020年に市街地再開発組合の設立が認可され、市街地再開発事業が行われています。

2023年12月からは、再開発事業のメインともなる再開発ビル(タワーマンション)の建設工事が始まり、現在は4階付近の建設が進んでいます。
タワーマンションの住居部分は、旭化成不動産レジデンス株式会社が売主となる「アトラスタワー小平小川」と名付けられたようで、物件サイトもオープンしています。

【公式】アトラスタワー小平小川|旭化成の分譲マンション
ペデストリアンデッキで駅直結予定✕駅徒歩1分の再開発タワープロジェクト。地上27階建✕全218邸の大型プロジェクト。エリア最高層の眺望生活✕小平市初の商・公・住一体複合再開発。

再開発ビルの低層部は店舗・業務用途となる予定で、現地の仮囲いにはコープみらいが出店する予定であることが掲示されていました。

コープみらいか・・・

また、小平市のサイトによると、再開発ビルの4階・5階部分の公共床は小平市が取得し、「小川駅西口新公共施設」として整備する計画で、西部市民センターにある機能(図書館、公民館、出張所)と、小平元気村おがわ東にある「市民活動支援センター あすぴあ」、「男女共同参画センター ひらく」の機能を移転する計画です。

再開発ビルの工事は2026年度上半期頃とのことです。

再開発ビルの南側には、再開発事業によって交通広場(駅前広場)が整備される予定で、順次下水道や電線共同溝の工事が行われる予定ですが、広場の事業完了は2029年度を見込んでいます。

なお、その間、小平市によって、交通広場の地下に自転車駐車場が整備される計画です。ここのところ実施設計や地質調査の業務委託が発注されています。

奥に見える小川駅ですが、駅舎の建替えにむけた「小川駅自由通路及び鉄道施設改良に関する基本協定」を2024年11月13日に締結したことが公表されました。

小川駅東口

小川駅の現在の駅舎は1964年に供用開始した西武鉄道のなかでは一番古い橋上駅舎です。
エレベータが整備されていてバリアフリー化はされていますが、ホームへ降りる駅舎は通常の改札とは別のところに専用改札が設けられています。

現在は西口・東口への通路部分も西武鉄道が管理していると見られますが、基本協定によると、東西自由通路は小平市が整備するとのことなので、建替え後は通路部分は小平市が管理するものとみられます(最近主流の橋上駅舎方式)。

西口の再開発ビルと駅舎を繋ぐデッキも別途小平市が整備する計画です。

現在の駅舎内部

現在の駅舎は確かにラチ外にトイレがあったり、内装も一昔前ぽかったりと、少し古く感じられます。それほど利用者が多い駅ではので、賑わいがあるかというと微妙です。

個人的には改札の横に西武ライオンズの速報が掲示されているのを見ると、「あっ西武に来た……」と感じます。

撮影日:2024年11月30日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. 多摩地区民 より:

    小平大和線のアンダーパスがまだまだできそうにない中でタワマンが完成して駅西側の人口が一気に増えると、幹線である新府中街道との行き来のための踏切渋滞がさらに悪化しそうで心配です。
    人口が増えて活気が出るのは良いのですが、小平市やその周辺は道路状況がよろしくありませんので、道路整備も強く進めて欲しいと願うばかりです。
    大規模再開発は周辺幹線道路の整備とセットで進めてくれると良いのですが…

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      できる施設の規模からして、交通量の増加は誤差のレベルだと思います。

    • 自然風景 より:

      小平大和線アンダーパスの整備も市街地再開発があってこそ始まったものなので、一応セット扱いです。

      正直小川駅西側の交通渋滞は中宿通りと江戸街道がどうにかならない限りは沿線人口増えようが増えまいがあまり変わらないと思います。

      アンダーパス整備+2中通り踏切廃止で府中・中央道方面に向かう交通の渋滞は解消されると思いますが、所沢・新青梅方面は変わらないかと。

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